シリーズ累計4,400万部を超える人気漫画「島耕作」シリーズ。8月22日発売のモーニング38号より島耕作は相談役に就任し、その初仕事として「虎ノ門 港屋」と日清食品とのコラボ商品の全国発売が発表されました。
「島耕作」シリーズは、1983年、講談社「モーニング」誌上に『係長 島耕作』として初登場し、その後、『課長 島耕作』として連載がスタート。実社会の時事を取り入れ、さまざまな困難を乗り越えながら出世していくサラリーマンを等身大に描き、シリーズ累計発行部数4,400万部を超える人気漫画です。2019年8月22日には相談役となり、シリーズは新たなステージを迎えています。
弘兼氏は、今後の展開について「今までの人脈や交渉力を利用したり、社内の相談を受けたりすることもありますが、社業にはあまり関わらない形です。漫画の中で経済交友会という経済団体を作り、その代表幹事の役割についているので、日本の経済発展に寄与できる分野で島耕作を活躍させたい。具体的には、ゲノム編集や素粒子物理学、農業、スポーツビジネスなどの分野を考えている」と説明します。
知名度・好感度ともに抜群のキャラクター・島耕作は、これまで商品コラボやオリジナルストーリーの展開など、さまざまな企業とコラボレーションを実施してきました。
相談役として初仕事となるのが、今回発表となった「日清食品」×「虎ノ門 港屋」×『島耕作』という豪華なコラボから生まれた「島耕作も愛した幻の立ちそば 虎ノ門 港屋 辛香(からかお)るラー油の鶏そば」の発売です。(2019年9月9日全国で発売予定)
「虎ノ門 港屋」は、ラー油を大胆に使用した斬新なメニューが大変な人気を博した立ちそば店。『島耕作』シリーズにも同店をモデルとしたお店が幾度となく登場しています。近隣のサラリーマンのみならず多くの人に愛されながらも2019年に突然、幕を下ろした""幻の名店"です。
「島耕作も愛した幻の立ちそば 虎ノ門 港屋 辛香るラー油の鶏そば」は、この「虎ノ門 港屋」の味わいをカップ麺で表現すべく、港屋元店主、KIKUCHI Art Gallery代表の菊地氏と開発したオリジナルメニュー。パッケージには、弘兼氏が特別に描きおろした原画が使用されており、ファンにはたまらない漫画のワンシーンのようなデザインとなっています。
今回のコラボは、「島耕作」シリーズの大ファンという菊地さんが、カップそばを作らないかと日清から打診されたことからスタート。菊地さんは二つ返事で承諾し、ならばぜひ島耕作とコラボしたいと弘兼氏に企画を持ち込み、実現したといいます。
「ずっと読ませていただいていたので、自分の店を登場させてもらい本懐です。今回の出会いから生まれた商品をきっかけに、カップそばというジャンルが大きく成長していけたらと思います」と菊地氏は期待を膨らませます。
太くてコシがあってつるつるした食感が特徴の「虎ノ門 港屋」の麺。「その食感を出すのに苦労した」と話すのは、日清食品マーケティング部第9グループブランドマネージャーの渡邊氏です。「さまざまな麺を新規開発していますが、カップ麺の中では最高レベルのそばの食感が出来上がったのではないかと自負しています」。さらに「有名店とのコラボ商品を開発してきましたが、今回のように有名店と大きな漫画のコンテンツと掛け合わせたものはおそらく初の試みではないかと思っています。カップ麺の分野で有名店とのコラボ商品は伸張しており、そこに新しい風を吹かせることができれば」と語ります。
胡椒と山椒に加え、花椒をきかせた甘い鰹だしのつゆは、新たに開発した太そばとの相性が抜群。特製「港屋 辛香るラー油」で仕上げれば、ピリッとした辛さと風味豊かな味わいを楽しめます。「花椒がきいていて、かんだ瞬間にふわっとはねかえすようなくせになる食感」と弘兼氏も太鼓判を押す仕上がり。コアターゲットは30から40代の男性とのことですが、「島耕作」の読者や港屋の女性ファンなど、幅広い年代に食べてもらいたといいます。
作者と同じ72歳の設定となっている島耕作。早速、相談役の次はという質問も出ていましたが、「私が書けなくなったときが島耕作の終わり。265ヤード飛ばすくらい元気なのでもうちょっと続くかもしれませんね」と笑顔を見せる弘兼氏。まだまだ島耕作の活躍は続きそうです。
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