2020.04.02

人気マーケティングコラムをSPECIALダイジェスト版に! 中性化するニッポン~なぜ男女マーケに「異性のココロ」が必要なのか~

「おひとりさま(マーケット)」、「草食系(男子)」の言葉を広めたことでも知られる、マーケティングライターで世代・トレンド評論家の牛窪恵さん。「中性化」するニッポンの現状を、マーケティングの新たな視点で紹介した人気コラムがダイジェスト版になりました。ぜひダウンロードして企画立案などにご活用ください。

テレビを賑わす、 マツコ・デラックスさんやミッツ・マングローブさんなど、いわゆる「オネエ」タレントの方々の活躍。女性視聴者を中心に圧倒的な支持を得た、田中圭さん主演のドラマ『おっさんずラブ』や、西島秀俊さん主演の『きのう何食べた?』の大ヒット。日本でも約6兆円市場とまで言われる、「LGBT(性の多様性。女性同性愛者(レズビアン)、男性同性愛者(ゲイ)、両性愛者(バイセクシュアル)、トランスジェンダーの頭文字を とった言葉)」の流れなど、「中性化」するニッポンを象徴するような現象が、取り沙汰されることが多くなってきました。

今回ご用意した資料は、ただ「日本も成熟して、価値観が多様化したから、いろんな指向が認められる社会になったよねー」ではなく、さまざまな「モノ」から「中性化」を読み解いていく連載コラムのダイジェスト版です。

例えば、2019年1月に「ハイヒールの強制を禁止して欲しい」というツイートがきっかけで始まった「#KuToo」運動。性被害やセクハラを告発する「#MeToo」運動と、「靴」「苦痛」を掛け合わせた造語だとされています。この現象について、バブル崩壊とともに、男性側に金銭的・精神的余裕がなくなったことや男女平等教育の影響もあり、女らしくいれば奢ってもらえるといった「ヒールを履く(猫をかぶる)"メリット"」が薄れたから、と読み解きます。

つまり、女性にハイヒールを強要する職場や恋人は、良し悪しや男女差別云々より前に、もはや「時代遅れ」。なぜなら、職場やデートの現場が、既に「中性化」しているからです。

その他、「モテたい」から「嫌われたくない」へ変化した香りにまつわる中性化、恋愛も洋服も「ゲット」より「レンタル」「シェア」する消費の中性化、ドキドキ・キュンキュンより「癒されたい」男女の中性化、女性がリードする妊活の中性化、タピオカブームと中性化の深い関係など、全6テーマで、社会情勢に合わせて変化する男女のココロを比較しながら紹介しています。

バブル崩壊後の1997年と比較すると、民間企業の平均給与額は27万円弱のマイナスと言われています。遺伝子の本能から元々は「ゲットする」狩猟本能が強い男性も、原資が少なくなれば自信をなくし積極性が薄れる傾向にあります。

一方女性にも、「ファストファッション」や「インターネット&SNS」の浸透などから、消費行動に変化が起こりました。人々がSNS等で「ゆるつながり」を得る中、男性的な消費は下降し、女性的なちょこちょこ消費へシフトしています。そして今後AIは恋愛市場に何をもたらしていくのか。これからのマーケティングにおいて「異性のココロ」を知ることは必須となってくるでしょう。ぜひダウンロードしてご覧ください。

<資料のおもな内容>
「中性化」するニッポンの現状をお伝えします!
●【テーマ1】 中性化を象徴する「#KuToo」運動と「女性のヒール(靴)」問題
●【テーマ2】 香り市場が『モテたい』から『嫌われたくない』に変化した理由 ~女性の社会進出と「スメハラ」の舞台裏
●【テーマ3】 恋愛も洋服も「ゲット」より「レンタル」「シェア」の時代? ~反バブル世代と「メルカリージョ」の誕生
●【テーマ4】 カップルでも「露天ひとり旅」が増えた理由 ~ドキドキ・キュンキュンより「癒されたい」
●【テーマ5】 令和は「子作りも女性がリード」で、男性のホンネは? ~誰もが「ヒキタさん」になれるのか?
●【テーマ6】 タピオカブームと「中性化」の深い関係 ~AIが「恋愛市場」を大きく変える!
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