2019.10.24

子どもがいなければ接点のなかった関係 「ママ友」に斬り込んだ「息苦しくなるほどリアル」なシーンの連続『おちたらおわり』

少女たちのむき出しの感情を描き、社会現象にもなった『ライフ』。当時『ライフ』を読んで勇気をもらった女の子たちは、いまや働いたり、母になったりしている年代です。そんな女性たちに向け、作者のすえのぶけいこさんが選んだテーマは「ママ友」。ママ友とは難しい関係性だな、と様々な立場の方にお話を聞いていて感じます。

子どもがいなければ接点のなかった関係。年齢もタイプも違うのに、ただ「ママだから」という共通点だけでつながっている関係。それなのに、自分の気持ちだけで付き合う相手を決められない──。ママ友との距離感に悩んでいる人も多く、「学生時代をもう一度やり直しているようで苦しい」という声が印象に残っています。すえのぶさんは「そんな悩みに寄り添い、作品に表現したい」という思いから、『おちたらおわり』の執筆に挑戦しました。

主人公の明日海(あすみ)はあこがれのタワーマンションで、中学時代に自分をいじめていた孔美子(くみこ)とママ友として再会してしまいます。孔美子の登場で、ママ友付き合いの歯車が狂いはじめて......明日海は味方のいない中でどう生きていくのか──⁉
すえのぶ作品の醍醐味である、迫力ある画面、鋭いセリフ、息苦しくなるほどのリアルな心情描写を味わっていただければ幸いです!

おちたらおわり 第1巻
すえのぶけいこ 著
発売日:2019年10月11日

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※弊社広報誌「News Clip」Vol.313よりの転載です。BE LOVE編集チームの担当がまとめました。

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