2019.10.11

月間PVが急上昇! ミモレ編集長が語る、好調の要因と創刊5周年への想い

講談社初の女性向けデジタルメディアとして、2015年にスタートした「mi-mollet(ミモレ)」が、2019年7月期に1100万PVを突破すると、9月期には1302万PVを記録! 10月期には1500万PVを超える見込みで、ユニークユーザー数も206万超と、絶好調です。2019年6月より着任した川良咲子編集長に、好調の要因と、5周年となる2020年への取り組みをお聞きしました。

豊富なアーカイブを再編集した「40代コーデ」「40代髪型」まとめ特集が大人気

これまで月間800万PV前後で推移していた「mi-mollet(ミモレ)」ですが、 2019年7月以降、右肩上がりです。

川良編集長PV増の奇策は一つもありません。大草直子初代編集長がタネを蒔き、大森先代編集長が育てた果実を、まずちゃんと収穫しようと思ったんですね

"ちゃんと収穫しよう"とは? 具体的に教えていただけますか?

川良編集長「例えば、デイリーで発信しているスナップ企画『SNAP ! SNAP !』の場合、創刊当初から今まで、質の高さにこだわり続けています。事前にコーディネートを送ってもらってチェックしたり、迷いがある場合はアドバイスもします。とにかく、質が高く、すぐに真似できるスナップ写真が、どんどん蓄積されていくんですね。PV増の要因の1つとなった『40代コーデ』まとめ特集は、着こなしアーカイブから、テーマにあった写真をセレクトして構成しました。色で斬ったり、アイテムで斬ったり、シチュエーションで斬ったりと、どんな読者のニーズにも対応できるのは、創刊以来蓄積された、おしゃれのヒントが膨大にあるおかげです」

なるほど、アーカイブを有効に活用するわけですね。ファッション以外は、どうでしょうか?

川良編集長自己肯定感の低さ、繊細さなど読者のディープな悩みに寄り添った記事もPV増の要因となってます。さきほどのコーディネートのまとめ記事もそうですが、あくまで、読者が"共感"できるか、読者の"役に立つ"ど うかを気にしています。ファッションを軸に、美容やマネー、キャリア、健康など、幅広いジャンルを網羅するミモレだからこそ、"共感"という要素を、隅々まで行き渡らせる必要があります。そのためには、読者のあらゆる悩み寄り添って、親身になって解決策を考えることを、常に意識しないといけないと思っています」

ミモレが擁する「チームミモレ」や「ミモレブロガー」の存在感もかなり増している気がします。

川良編集長「それぞれの方々のキャラクターが重なり合って、ミモレというメディアを支えてくださっているので、今の状況はとても良いと感じてます。私が注意しているのは、信頼感。登場する編集者、スタイリストたちが、自分も欲しい!だから読者におすすめしたいと思うものを紹介する。その積み重ねで媒体の信頼度が決まっていくんです。そして、参加してくださるスタッフやブロガーさんの持ち味を引き出す機会は見逃さないようにしたいと思っています。人気のブロガーさんや裏方だったエディターさんをモデルとして起用すると、読者の皆さんが、自然と応援してくださるようになるんですね。そうやって、自然とサイトへの"参加意識""共感の輪"が広がっていくんです

読者の"共感"を大事にしているわけですね。広告面でのメリットは?

川良編集長大変ありがたいことに、クライアントの担当者様自体が ミモレの読者であり、ミモレに"共感"してくださっていることがあるんです。これは本当に嬉しいことで。中には、物凄く読み 込んでくださっている方もいます。ですので、逆に自分たちでは思いつかなかったアイデアやリクエストを頂くことも。そうなると私たちも自然とクライアント様の思いに引き込まれて、新たな"共感"を生もうとして、気づくと一緒になって突っ走っていることが多いです(笑)

売れ行き好調が続く、ミモレコラボ服

今後考えている展開は、何かありますか?

川良編集長「まず、タイアップ記事の枠に留まらないメディアサービスを広告主にお届けしたいですね。最近では、4半期ごとの読者調査会の実施や、立体的な年間キャンペーン施策の提案、リブランディング時のコンサルなどのご相談も頂くようになってきました。商品コラボ やイベント実施では、これまでも実績があったのですが、もっと大きな枠組 みでの取り組みができる体制へと徐々に準備をしています

2020年1月には、5周年を迎えます。

川良編集長そうですね。ミモレにとって確かに大事な1年になると思うので すが、何よりも読者に感謝することを優先したいです。ミモレ読者は、体調や体型の変化、キャリア、人間関係、子育 て......などなど、切実な悩み直面し、心も体も、仕事も家 庭も、揺らぎやすい世代です。だから5周年では『婦人の ひと休み』をコンセプトに、いくつか新しい施策を実施したいと思っています。これまで手掛けていなかったテーマ、例えば"旅"なども候補になります。年間を通じて、ミモレ読者を癒し、励まし、"年齢を重ねることは楽しい!"と感じていただきたいですね。クライアントの皆様からの提案も大歓迎です!」

マーケティング発想ではなく「ユーザーニーズありき」の方針で、"共感"メディアとして存在感を増している『mi-mollet(ミモレ)』に、今後も是非ともご注目ください!

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