2019.05.27

創刊60周年の『週刊現代』で振り返る昭和・平成・令和の時代

国内外の最新ニュースから生活に密着した話題まで、卓抜した視点と鋭い切り口で読者に伝え続けてきた週刊現代が、今年創刊60周年を迎えました。これまでの60年を踏まえ、週刊現代はこれからの時代も読者に選ばれるメディアとして信頼を重ねていきます。


週刊現代は、雑誌ジャーナリズムの王道を行くフラッグシップマガジンです。雑誌不況が続く中、堅調な部数をキープしています。
週刊現代の読者の中心は、学歴も年収も高い60〜70代のアクティブシニアです。扱うテーマは、政治・経済ばかりでなく、医療から老後資金、スポーツ、芸能まで、読者の生活感に根差した幅広い話題をカバーしています。


週刊現代は、上皇上皇后両陛下の「世紀のご成婚」と同じ、昭和34年(1959)に創刊しました。翌年には天皇陛下が誕生され、以来、昭和39年(1964)の東京オリンピック開催、昭和43年(1968)の川端康成氏ノーベル文学賞受賞など、その時々にあったコンテンツを提供してきました。


週刊現代6月8日号より 

知的好奇心旺盛なサラリーマンのための総合週刊誌である週刊現代は、団塊の世代とともに部数を伸ばしてきました。
社会の大きな動きに迫ることはもちろん、その周辺にあって見逃しがちな話題も、丁寧に伝え続けています。

昭和36年、本州各地に集中豪雨が発生し、9月には第2室戸台風による被害を大きく伝えました。
また、昭和35年からテレビのカラー放送が開始されると、芸能やスポーツ関係のニュースも多く報じられるようになりました。翌年、大鵬・柏戸がそろって横綱に昇進すると、当時の子どもたちが好きだった3つを並べて「巨人・大鵬・卵焼き」と言われたほど人気を集めました。
昭和38年にはNHKで大河ドラマがスタート。第一作となる作品は幕末の歴史に名を残した井伊直弼の物語を描いた『花の生涯』で、尾上松緑、佐田啓二、淡島千景という豪華な配役も話題となりました。

社会をゆるがす出来事も、わかりやすく届けています。
昭和44年の東大紛争や、昭和45年のよど号ハイジャック事件、三島由紀夫の割腹事件など衝撃的なニュースを報じる一方、アメリカの宇宙船アポロ11号の月面着陸、大阪万博、アジア初開催となる第11回札幌冬季オリンピックなども華々しく伝えました。
昭和47年には田中角栄の『日本列島改造論』がベストセラーとなり、小学校卒という学歴の首相誕生に「田中角栄ブーム」がわき起こりました。
同様に、メディア先行でブームになった、翌昭和48年のベストセラー『ノストラダムスの大予言』は、1999年7月に「恐怖の大王」が降臨し人類は滅亡するというセンセーショナルな内容で、社会的に波紋を広げました。
この年には第一次石油ショックによる物資不足で、トイレットペーパーを買い占める物不足パニックも拡大し、便乗値上げなど経済界や市民生活にも大きな影響が出ました。
昭和49年には、巨人軍9連覇を支えた「ミスタージャイアンツ」長嶋茂雄が現役引退。引退セレモニーでの「巨人軍は永遠に不滅です」という言葉が流行語になりました。
昭和51年には「ロッキード事件」により、田中角栄首相が逮捕され失脚。昭和52年の日本赤軍の日航機ハイジャック事件、昭和55年のビートルズのジョン・レノン射殺事件など、暗いニュースが続く一方で、ピンクレディーの席巻、当時人気絶頂だったキャンディーズの「普通の女の子に戻りたい」発言での引退宣言、山口百恵の引退など、芸能ニュースも多く伝えてきました。
昭和60年には乗員乗客520人が死亡した日航ジャンボ機墜落事件が発生。その後、昭和64年に昭和時代の天皇が崩御され、平成へと時代が変わりました。
3%の消費税も導入され、便乗値上げや釣り銭問題なども多く取り上げられました。

平成の30年間も、ソ連解体や阪神・淡路大震災、地下鉄サリン事件、アメリカ同時多発テロ、東日本大震災、熊本地震など、さまざまな事件や出来事がありました。
平成元年の東西ドイツの統一では、分断の象徴だったベルリンの壁を市民が破壊する様子をつぶさに報じました。
平成3年にはソ連も崩壊。冷戦時代の終焉に、新しい時代を感じました。

平成5年には天皇陛下が雅子さまとご成婚。華々しいロイヤルウェディングに大いに沸きましたが、翌年の平成6年には地下鉄サリン事件、続く平成7年には阪神・淡路大震災が起こるなど、衝撃的な出来事も多くありました。
この頃バブル経済も崩壊し、山一証券や拓殖銀行など、大手上場企業の倒産も相次ぎました。

週刊現代6月8日号より

週刊現代はこうした時代を象徴する大きなニュースを報道する一方で、読者の身の回りにある興味や関心に敏感に対応する様々な記事も多数掲載しています。
サッカー日本代表のワールドカップ初出場を懸けた「ドーハの悲劇」から「ジョホールバルの歓喜」まで、また「和食」のユネスコ無形文化遺産登録などの記事は、男性読者だけでなく女性読者からも多く読まれています。
近年は、認知症を避けながら、長寿社会を生きるための最新医療や医薬品、健康、マネー、暮らしの情報などに人気が集まっています。

昭和の64年間、平成の30年間で、世界は大きく変わりました。携帯電話の普及やインターネットの隆盛、AIの本格的登場と、かつては想像もできなかった商品やサービスも登場しています。

週刊現代6月8日号(5月27日発売)は、時代の幕開けを祝う特別広告企画『令和という「新しい時代」の始まり』を掲載しています。この企画には、スポーツ界、芸能界はもとより、学識者や作家など幅広いジャンルから「新しい時代」を代表する方々にエッセイを寄せていただきました。

今後は、新しい時代に沿ったデジタル媒体での展開も広げ、新たな読者へのタッチとリーチも実現してまいります。令和の時代も、サラリーマンとその家族を応援し続ける総合週刊誌・週刊現代にご期待ください。

講談社が提供する各種プロモーションサービスのご利用に関するお問い合わせ・ご相談はこちら