「映像化は困難」と言われていた累計350万部のベストセラーは、クオリティの高いドラマとして毎週金曜日に放映されています。
『透明なゆりかご』は、作者の沖田×華さんの産婦人科医院でのアルバイト経験をもとにした作品です。この作品の第1話は『ギリギリムスメ』という初長編連載作品のネームに詰まっていた沖田さんが衝動的に一晩で描き上げたものでした。ふだんはあまり知られることのない産婦人科医の影の部分である「中絶」「14歳の妊娠」「分娩中の死亡事故」などを取り上げた作品は連載開始以来、大きな反響を呼びました。今年、講談社漫画賞少女部門を受賞し、コミックスは累計350万部(電子含む)を突破しております。
その内容から映像化は困難だと言われ続けていましたが、作品にほれ込んでいただいたプロデューサーの方からの熱心な働きかけで映像化が実現しました!
7月20日からNHKドラマ10(総合/毎週金曜 夜10時~)にて放映が開始され、番組のクオリティの高さに各方面から大絶賛をいただいております。
『透明なゆりかご』は実体験をもとにした作品ならではの現実の過酷さに、沖田さんならではの「生」に対する視点や詩情が上手く融合され、類を見ない医療ドラマになっています。そしてコミックス最新刊⑦巻では「特別養子縁組」や「性的暴行」など現在、最も向き合うべきテーマにも挑んでおります。コミックスとドラマ、ともに是非ご注目ください。
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※弊社広報誌「News Clip」Vol.299よりの転載です。Kiss編集チームの担当がまとめました。