2023.04.12

「言うは易しのグローバル展開を、ViViらしく実行したい」 NET ViVi編集長 平本哲也 ── Make Future 2023

電通「2022年 日本の広告費」によれば、昨年、日本の総広告費は過去最高の7兆1,021億円を記録。うち3兆円以上が「インターネット広告費」でした。

デジタルシフトが進む広告業界。その象徴とも言える、インターネット広告費拡大の背景には、豊富な選択肢、アプローチも影響しているのではないでしょうか。現在、広告を"届けるだけ"ならば、昔に比べ、はるかに容易に可能です。しかし広告は、心に届いて初めて効果を発揮するものです。

そこで必要となるのが、良質なコンテンツです。インターネット広告費に限定すれば、雑誌デジタルの領域は伸長し続けています。その原動力となっているのが、出版社の持つコンテンツ力です。

編集者の視点、ノウハウをコンテンツに変え、新時代を歩む雑誌由来のデジタルメディア。各編集長たちは、2022年をどのように受け止め、いかにして2023年に新たな未来を切り拓くのか。「NET ViVi」編集長 平本哲也の回答は以下の通りです。

【Q1】 2022年は、「NET ViVi」にとって、どのような1年でしたか?

Z世代への訴求力NO.1メディアとして、大きく成長できた1年でした。

2022年6月から編集長としてNET ViViに関わっていますが、ウェブサイトの他、InstagramTwitterTikTok などのSNSを"主戦場"と捉えて運用しています。現場の編集者たちと日々試行錯誤を繰り返す中で、2022年はさらに全体で20万以上フォロワーを伸ばし、中国SNS(WeiboやRED)を入れると総フォロワー数700万を超えることができました。それに伴い、ありがたいことにファッション・美容業界に限らず、Z世代への訴求を図る幅広い企業からSNSタイアップ企画をいただけるようになっています。

型にはまらないコンテンツ作りをモットーにしているので、ときに笑ってしまうような失敗もありますが、その分成功もあります。今では多くのクライアントから好評を頂いているViViの動画コンテンツも、そんな教科書には載っていない試行錯誤から生まれたものです。

そして、デジタルコンテンツを作る中で、改めてZ世代の「裏表の無さ」や「勘の良さ」など、多くの魅力にも気付かされ、Z世代マーケティングのリアルな知見も得られました。一筋縄ではいかない読者、フォロワーのみなさんに、ViViは振り回されながらも(笑)、成長させてもらっています。

【Q2】 2023年、「NET ViVi」が注目している話題、テーマを教えてください。

『エンパワーメント』を目的とした企画を、ViViならではのデジタル手法で進めていきたいと思います。

というのも、Z世代の読者・フォロワーの興味関心はファッションやビューティーだけでなく、生き方全般に広がっています。社会問題、キャリア、マネー、政治、ヘルスケア、ハラスメント問題など、正しい知識があるかないかでは、生きやすさがだいぶ変わってくるはずです。

『一見難しいテーマをおもしろく、分かりやすく』をテーマに、Z世代を"エンパワ"していきたいと思います。

【Q3】 2023年、「NET ViVi」が、チャレンジしたいと考えていることは?

TikTokや中国SNSの本格運用など、細かいところでのチャレンジは既に始まっていますが、大きな視点で言うとより世界規模での仕掛けを作っていきたいと思います。デジタルに国境がないことはもちろん頭では分かっていますが、しっかりと運用に落とし込んでいくのはなかなかハードルが高いのが現状です。

しかし、これまで海外のアーティストと組んで行ったグローバル施策などで確かな手応えは感じていますし、名物企画である「ViVi国宝級イケメンランキング」が中国でバズを起こすなど、海外のフォロワー・読者からもViViのコンテンツへの期待を感じています。言うは易しのグローバルを、ViViらしく実行して楽しむところまで持っていきたいと思います。

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