2023.03.08

「共働き世帯に大きな影響力を持つメディアになりたい」 with class編集長 岡本朋子 ── Make Future 2023

電通「2022年 日本の広告費」によれば、昨年、日本の総広告費は過去最高の7兆1,021億円を記録。うち3兆円以上が「インターネット広告費」でした。

デジタルシフトが進む広告業界。その象徴とも言える、インターネット広告費拡大の背景には、豊富な選択肢、アプローチも影響しているのではないでしょうか。現在、広告を"届けるだけ"ならば、昔に比べ、はるかに容易に可能です。しかし広告は、心に届いて初めて効果を発揮するものです。

そこで必要となるのが、良質なコンテンツです。インターネット広告費に限定すれば、雑誌デジタルの領域は伸長し続けています。その原動力となっているのが、出版社の持つコンテンツ力です。

編集者の視点、ノウハウをコンテンツに変え、新時代を歩む雑誌由来のデジタルメディア。各編集長たちは、2022年をどのように受け止め、いかにして2023年に新たな未来を切り拓くのか。「with class」編集長 岡本朋子の回答は以下の通りです。

【Q1】 2022年は、「with class」にとって、どのような1年でしたか?

媒体名の変更、それに伴うWEBサイトのフルリニューアルと、大きく変革した一年でした。

サイトの主軸を教育・住まい・時短とテーマを3つに絞ったことで、「with class」が発信していくべきコンテンツとは何か、を個々の編集部員がシャープに捉えられるようになりました。

教育分野に注力する中で、知育分野に強い発信力と影響力を持つママインフルエンサーさんたちとつながったことも大きな出来事でした。ヴィジョンに共鳴してくれるメンバーを集め、年明けには「with class mama」という、ママインフルエンサー集団と編集部とが共同で企画運営するインスタメディアをリリース。このアカウントは、リリース後24時間で2万フォロワーを獲得。メディアとインフルエンサーとコミュニティの新しい融合の形が見えてきた一年でした。

【Q2】 2023年、「with class」が注目している話題、テーマを教えてください。

1.知育・教育 
「with class」読者は知育教育にお金と手間を惜しまない層。貪欲に情報を取って、すぐに行動に移している。
少子化にもかかわらず中学受験にチャレンジする人の数は右肩上がり、27年までは増え続ける予想。子どもの教育に対する熱量は、今後も下がる気配がないが、親の想いと子の反応は別物。今後は、子どもが楽しく、ゲームのように遊びながら知識を得ていける知育法や勉強法がどんどん開発されるとみている。

2.共働きがさらに今よりスタンダードなライフスタイルとなるかどうか
「with class」読者が持ち家や子供の教育への投資を惜しまない大前提として、共働きによる収入の確保は必須条件。土地の高騰と住宅資材の値上げで、持ち家を持つことが難しくなっている中、「with class」読者は「持ち家」を持つことをあきらめていない。これらの夢の実現のためには2馬力でないと難しいため。政策や自治体の取り組みなどにも注目している。

3.タイパ(タイムパフォーマンスの略:費やした時間に対する満足度
貴重なのはお金より時間。一見お金の無駄使いのように見える出費も、実は中長期でみると、お金を生む投資になっていることも多々。子どもとの時間を確保するために合理的に家事時短をしたり、外部サービスを利用したりすることは今後も増えるとみている。

【Q3】 2023年、「with class」が、チャレンジしたいと考えていることは?

今以上に、出版社メディア×インフルエンサー×コミュニティの融合を進めて、共働き世帯に大きな影響力を持つメディアとなりたい。さらに今年は共働き家族のIPの開発にも本格的に着手したいです。
マンガが作れる女性誌メディアという強みを生かして、共働きママ、共働きパパそれぞれに共感を得られるIPを開発したいと考えています。

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