ライブ配信と事前収録の複数プログラムを組み合わせたイベント「講談社メディアカンファンレンス2.0」が11月4日(水)にオンライン開催されました。 講談社メディアビジネスの最新情報はもちろん、チャット機能や営業担当者と直接コンタクトできるバーチャルブースなど、さまざまな工夫が盛り込まれたニューノーマル時代の「おもしろくて、ためになる」この新イベントの概要を、C-station チーフエディター 前田 亮がレポートします。
さらなる進化を遂げた「講談社メディアカンファンレンス2.0」
2019年に実施された「講談社メディアカンファンレンス」は、リアルイベントでしたが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点で、オンラインで開催。「講談社メディアカンファンレンス2.0」と題して、"さらなる進化"を遂げた内容となりました。
会場は、この夏オープンしたばかりの、池袋の複合型ライブエンターテイメント施設「ミクサライブ東京」。新型コロナウイルス予防対策を盛り込んで、6月より有観客ライブが徐々にスタートし、現在は、リアルとリモート両方のライブエンターテイメントを提供する"ハイブリッドシアター"として、本格始動しています。
本イベントは、講談社 代表取締役社長・野間省伸の挨拶から始まりました。以下はその抜粋です。
講談社 代表取締役社長 野間省伸
野間 本日は弊社メディアビジネスが主催する複合型オンラインイベント「講談社メディアカンファレンス2.0」をご試聴いただきまして、まことにありがとうございます。
春先から始まった新型コロナウイルスの流行は、社会と働き方を一変させました。講談社のメディアビジネスにおいても、価値観の大きな変容のなかで、ビジネスの可能性について模索を続けてきた半年間でした。今回の「講談社メディアカンファレンス2.0 withミクサライブ東京」は、現時点におけるこの模索のありようのレポートとして見ていただきたいと考えております。
講談社の2020年ですが、外出自粛要請があり、リモートワークの広がりがあり、夏からは政府によるさまざまな消費喚起施策が行われるというめまぐるしい変化のなかで、対応に追われる毎日でした。今月末で弊社の会計年度が終了いたしますが、前年度同様の好業績となりそうです。
このオンラインイベントのテーマは「111年目の挑戦 新しいカタチで 届ける・繋げる」です。今こそ、講談社が培ってきたメディアとコンテンツをフルに活用して、「おもしろくて、ためになる」チャレンジを続けてまいります。
リアルに負けない多彩なタッチポイントによって、顧客とのコミュニケーションを創出
今回の「講談社メディアカンファレンス2.0」では、視聴者の皆様に最大限にご活用いただけるよう、「視聴ガイド」を作成。視聴予約いただいた皆様に、事前にメールでお送りするなど、きめ細やかな配慮がなされました。
また、オンラインのメリットを活かし、視聴画面の右側にある「お知らせ」欄やチャットを使って講談社の営業担当者と直接コンタクトできる仕組みや、講談社各メディアの最新情報が自由に閲覧できるバーチャルブースを設けるなど、リアルに負けない多彩なタッチポイントが設けられました。
成長し続ける、講談社のバラエティあふれるメディアと、コンテンツ
野間社長の挨拶に続いて、2020年の事例を中心に、講談社のバラエティあふれるメディアと、それぞれのメディアのトピックス、ビジネス事例、さらには話題を呼んだ映像化作品やさまざまなコラボレーション事例が、ダイジェスト動画によって紹介されました。
デジタルならではの強みを生かし、魅力あるコミュニティを形成しているデジタルメディアや、外出自粛・ステイホームの考え方が続いた季節にヒットした映像化作品、出版社発のライツビジネスの大きな可能性を感じさせるコラボ企画など、さまざまなコンテンツ事例が紹介され、視聴者の興味を集めました。
さらに、ミクサライブ東京での最新人気演目のダイジェスト映像も特別公開! エンターテイメントの新名所から世界に発信されている魅力的なコンテンツの一部が垣間見れる贅沢な時間となりました。
ダイジェスト動画内では、進撃の巨人とミクサライブ東京のコラボ「進撃の響宴 〜ACT.1〜」も紹介された
ニューノーマル時代のヒントを届けた「ミクサ・ライブセッション」
続いて、「ミクサ・ライブセッション」と題し、2つのトークセッションが行われました。
PART1では、「ミクサライブ東京 ライブエンターテイメントの未来」をテーマに、『ルパン三世』シリーズの石川五右衛門役や、『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』のリディ・マーセナス役などでご活躍中の声優・浪川大輔さんをお迎えして、講談社 事業開発部部長の松下卓也とのセッションを開催。
ミクサライブ東京の魅力から、ライブエンターテイメントの現状、リアルと配信の違い、これからのライブエンターテイメントの可能性についてなど、熱いトークが展開されました。
PART2では、「編集長ホンネトーク!」と題し、女性向けメデイア『mi-mollet』と『VOCEウェブサイト』の両編集長が、それぞれのメディアで「withコロナ時代」に向けて取り組んできた読者とのコミュニケーションとコミュニティの醸成に関する取り組みを紹介。
セッション後は、視聴者からの質問にその場で答える「公開質問会」が開催され、いただいた質問に答えるだけでなく、両編集長より、この秋の読者トレンドやメディア活用事例なども紹介。時間が足りなくなるほど、数多くの質問が寄せられました。(「ミクサ・ライブセッション」で行われた2つのトークセッションについては、後日C-stationで詳しくご紹介します)
そして最後に、2020年から2021年にかけて講談社発で映像化される実写作品、アニメ作品を、視聴者の方だけに特別公開。超話題のテレビドラマや、原作もベストセラーとなった社会派映画、国民的コミック作品のアニメなど、ここだけで公開された未発表の情報もあり、コミック、小説、ノンフィクションなど、講談社が111年の歴史で培った「コンテンツ力」の高さが示された形となりました。
「出版再発明」「出版広告再発明」をテーマに、改革を進める講談社
エンディングでは、講談社 常務取締役 古川公平より、視聴者の皆様へ感謝の挨拶がされました。以下はその抜粋です。
古川 ここ数年、事あるごとに説明させていただいておりますが、講談社は「出版再発明」「出版広告再発明」をテーマに改革を進めております。コンテンツを生み出すという講談社の基本軸は変えずに、コンテンツメディアの伝え方を、紙だけでなく、デジタル、映像、ゲーム、商品など、読者が望むあらゆる形でお届けする所存です。
ミクサライブ東京もそのひとつです。「講談社のコンテンツに、新たにライブという媒体が加わった」と考えていただけたらと思います。
なお、C-stationでも講談社の新たなコンテンツ"ライブ"については、適宜情報を発信していく予定です。講談社だからできる広告メニューや事例、さまざまなマーケティング情報を発信していくC-stationに、来年もご期待ください。
12月11日(金)まで視聴可能なビジネスプログラム
オンデマンド配信のビジネスプログラムは、12月11日(金)までの期間、自由にアーカイブ視聴できます。また営業担当者への質問も期日まで行うことが可能です。6つのプログラムの中には、C-stationの動画もあります。ぜひご視聴ください。
<以下、ラインナップ>
・デジタルマーケのPDCAすべてに効く! OTAKADの効果的な使い方お教えします
・10代が熱狂する"感情型メディア"が仕掛ける「モチベーション革命」とは
・インフルエンサー時代における雑誌メディア「ViVi」の役割とは
・出版社運営の投稿サイトで、コンテストを開催しませんか?
・SNS、アプリ発の女子マンガトレンド2020 〜Palcy、with onlineの事例から〜
・新たな価値を創出する企業のSDGs活動とは by C-station
●開催概要
名 称:講談社メディアカンファレンス2.0 with Mixalive TOKYO
テーマ:111年目の挑戦 新しいカタチで 届ける、繋げる
日 時:2020年11月4日(水)13:00〜15:00
形 式:完全オンラインイベント(ライブ配信+収録動画)
お申し込み:事前エントリー制(無料)
主 催:株式会社講談社
協 力:株式会社宣伝会議、Sansan株式会社