情報発信による地方創生プロジェクト「サガプライズ！」の一環として、TVアニメ「ヴィンランド・サガ」と佐賀県のコラボレーション企画「ヴィンランド・佐賀」が実施されています。10月3日（木）には、東京・秋葉原のAKIBA SQUARE（アキバ・スクエア）にて、出陣式が開催されました。150人のファンが集まり、大いに盛り上がった様子をレポートします。
アフタヌーンで連載中の「ヴィンランド・サガ」は、単行本（22巻）、累計550万部を超える人気漫画。幻の大陸・「ヴィンランド」を目指す物語（サガ）です。
今回のプロジェクトは、これまで多くの企業やブランドとコラボレーションし、佐賀県の魅力を全国に発信してきた「佐賀県」と、「ヴィンランド・サガ」の目指す「ヴィンランド（＝ユートピア）」に対する熱い思いが一つになったことで実現しました。スタンプラリーやコラボ旗艦店のオープン、SNSキャンペーンなど、さまざまな企画が行われています。
その初日の10月3日（木）に開催された出陣式には、抽選で選ばれたファン150名が集結！ 佐賀県知事・山口祥義（やまぐちよしのり）さんをはじめ、「ヴィンランド・サガ」ファンの女優・佐藤藍子さん、TVアニメ「ヴィンランド・サガ」に出演する、トールズ役の松田健一郎さん、ユルヴァ役の生天目（なばため）仁美さん、作品のプロデューサー・藤山直廉さんが登壇し、作品の魅力やコラボ内容などをそれぞれが思いを込めて熱く語りました。
また佐賀県のご当地キャラクター10体も応援に駆けつけ、会場は大盛況。「ヴィンランド・佐賀」出陣を盛り上げる役者が勢ぞろいです。
佐藤藍子さんも大感激の船出！ 佐賀名物「ワラスボ」の試食も
今回特別ゲストとして出陣式に登壇した佐藤藍子さんは「ヴィンランド・サガ」の大ファン。トールズ役の松田さん、ユルヴァ役の生天目さんとの対面に大感激し、「初期から原作を読んでいた一ファンとしてとっても嬉しい。作品に携わる方々と会えてとても興奮しています！」と熱弁。プロジェクトのために描き下ろされたイラストで、主人公が手に持つ佐賀名物「ワラスボ」が振る舞われ、「見た目は怖いけど、お酒に合いそうで美味しい。パリパリとしていて、おやつっぽい食感も楽しめる」とご満悦の様子でした。
トールズ役の松田さんは美声の佐賀弁で、コラボPVのセリフを生披露。それに応えるかのようにユルヴァ役の生天目さんも元気な佐賀弁を披露し、続いて佐藤藍子さんも「しゃが（佐賀）に来てみんしゃい！！」と、初めての佐賀弁に挑戦する場面も。会場から大きな拍手が湧きました。
父トールズが佐賀弁で語りかけるコラボPVは、発表から2時間でYouTube再生回数1万回を超え、「濃い佐賀弁」「一度聞くとクセになる」と話題に。標準語字幕入りver.も公開されたので、答え合わせも楽しめます。
ヴァイキング姿に正装した、「ヴィンランド・サガ」原作者の幸村誠先生と、コラボPVでトルフィンの父・トールズからの呼びかけに応え佐賀県を訪れた、トルフィン役の上村さんは、ビデオメッセージを届けてくれました。
熱い思いを込めて、「ヴィンランド・佐賀」いざ出陣！
「オール佐賀で臨む」という山口知事の意気込みを受けて、佐賀県内各地からご当地キャラ10体が会場に駆けつけ、舞台の盛り上がりはピークに。
山口知事の「ヴィンランド・佐賀 いざ出陣！」の掛け声に集まった150名が応え、出陣式は締めくくられました。
大盛況となった出陣式はもちろん、「ヴィンランドをサガせ！大航海スタンプラリー」も続々と挑戦が訪れ、早速「ヴィンランド・佐賀」への到達者も現れている様子。スタンプラリーとコラボ旗艦店は10月18日（金）まで、SNSキャンペーンは10月31日（木）まで開催予定です。
「佐賀の名前の由来が『栄（さかえ）の国』と言われているように、豊かな自然、食、伝統が輝いているまちである。佐賀県はまさにヴィンランド、このコラボは運命だった」
と山口知事が語ったように、「サガ」＝「佐賀」ということだけでなく、双方の「ヴィンランド」に対する熱心な思いが通じたことで実現したのが今回のコラボレーションです。
山口知事の思いが詰まった、トルフィン役・上村祐翔さんとのスペシャル対談が、公式HPにて公開されていますのでぜひご覧ください。
「サガプライズ！」は、企業・ブランドとのコラボレーションによる情報発信で、佐賀の魅力を全国に届け、またそこで得た知見や成功事例等を県内にフィードバッグすることで、地域活性に繋げていくことを目的としています。
全国各地で、さまざまな取組みが進められている地方創生。「佐賀県」と「ヴィンランド・サガ」のコラボレーションは、今なら秋葉原で体験できます。
