男女のリアルな本質を鋭く描いてきた人気作品。本誌に掲載したばかりの１シーンも紹介します。
Kiss4月号『逃げるは恥だが役に立つ』第４５話より ©️海野つなみ
2016年のドラマ化で大ヒットした海野つなみさんの『逃げるは恥だが役に立つ』が、Kiss3月号より連載再開しました。話題となった番外編の百合ちゃんの処女喪失回から、じつに2年ぶりとなります。約2年間、海野さんは全国の男女共同参画センターなどに講演を依頼され、多くの社会学者・評論家の方々と対談し、その際、地方の方々のナマの声を聞くことができました。
そして「逃げ恥」で描いてきたものを理想的な「ファンタジー」として考える世界もあるということ、皆さんそれぞれの立場で都合のよいところを都合よく解釈しているということも知りました。まだ描くことはあった、それを伝えるためにもう一度。そして、連載再開となりました。新シリーズではなく、あくまで連載再開としたのは、今回の話は前回から地続きで繫がっているからです。
早速ですが、4月号で妊娠がわかったみくりちゃんに「全力のサポート」を申し出た平匡さんは言われます。「違ーう‼」。なぜでしょう。こういうことを描けるのが「逃げ恥」であり、海野つなみさんであると思うさすがの展開です。以前の連載だけでは描き切れなかった男性の囚われている「呪い」、妊娠で見える世界、見えない世界をお届けする予定です。今後の「逃げ恥」をお楽しみに！
ネットニュース等でも話題となり、「逃げ恥」が表紙を飾ったKiss3月号
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※弊社広報誌「News Clip」Vol.306よりの転載です。Kiss編集チームの担当がまとめました。
