2019.02.08

「アバター」「タイタニック」のジェームズ・キャメロン、日本が世界に誇るSFコミック『銃夢(ガンム)』を映画化!

全世界歴代興行収入1位・2位を自らが監督した「アバター」と「タイタニック」で独占している巨匠ジェームズ・キャメロン。彼が新たに世に送り出すのは、世界を熱狂させ現在もシリーズが続く木城ゆきと氏の伝説的SFコミック『銃夢』の実写化です。

サイボーグなどの人体改造技術が発達した未来。ひとりの少女が記憶を失った状態で発見される。アリータと名付けられたその少女には、コントロールできないほどの戦闘能力が備わっていた。


キャメロンが『銃夢』を知ったのは実に25年前。「シェイプ・オブ・ウォーター」でアカデミー賞作品賞・監督賞を受賞したギレルモ・デル・トロに薦められたのがきっかけだったそうです。斬新で創造的な世界観に魅了されたというキャメロンは映画化権を獲得し、脚本を執筆。ここから『銃夢』の映画版である「アリータ バトル・エンジェル」が始動します。

監督として白羽の矢が立ったのは「デスペラード」や「シン・シティ」で知られるロバート・ロドリゲス。独自のスタイルで熱狂的なファンを獲得している彼も『銃夢』のストーリー、そしてこの映画の可能性にチャンスを感じてくれました。こうしてハリウッドを代表する2大フィルムメーカーがタッグを組む形でパワフルな協力態勢が整ったのです。


モーターボールと呼ばれる格闘球技。実写化での映像体験が特に楽しみな注目のシーン。


映像を見た木城ゆきと氏はキャメロンたちが作り上げた世界を絶賛。キャメロンもまた「原作は新鮮で、創造的で、最先端。美しく、恐ろしく、驚異的だ。木城先生が作った世界を映画に収まる範囲で最大限に映像化した」と改めて原作『銃夢』を称賛。シリーズ化も想定しており、「『アバター』より壮大になるかもね」と語ってくれました。

時代を先駆するヒロインを数々描いてきたキャメロンが新たなるヒロイン像を提示する。

1991年に連載が始まった『銃夢』ですが、第2部『銃夢Last Order』を経て、現在も「イブニング」にて第3部『銃夢火星戦記』が連載中(コミックス最新6巻も発売中)、シリーズの盛り上がりは絶好調です。

日本国内はもちろん、海外の反響も凄まじいのが『銃夢』シリーズの特長だと思います。「世界を魅了した日本のマンガ」がハリウッド映画となって再び世界へ。そんな壮大な物語をどうか応援よろしくお願いいたします。

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※弊社広報誌「News Clip」Vol.305よりの転載です。イブニング編集部の担当がまとめました。

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