三菱電機 × 共働きwith(現・with class)

メディアとコンテンツのチカラが生んだ、「興味」「購買意欲」の向上

三菱冷蔵庫が「共働きwith」(現・with class)とタイアップした事例を紹介。三菱電機は、ハイエンドモデルの冷蔵庫の魅力を、共働き世帯に届けたいと考えていました。そこで、共働き女性を読者に抱えるWEBメディア「共働きwith」に着目し、タイアップ記事を制作。最適なユーザーに、最適なメッセージを届けることに成功しました。

鈴木あきえさんが出演した、タイアップ記事

届けたい層にしっかり情報を届けたいから選んだ「共働きwith」

三菱冷蔵庫は、野菜室が真ん中にレイアウトされた6ドアタイプを約8年ぶりにフルモデルチェンジした「MZシリーズ」を発売。認知拡大のために、さまざまな広告を出稿してきました。ですが、本当にメッセージを届けたい層にしっかり情報が届いていないのではないか、という課題を感じていました。

広告が届きづらいといわれる昨今。課題解決のために、なぜ「共働きwith」に着目したのか。具体的な取り組みや、タイアップの効果について、三菱電機 静岡製作所 冷蔵庫営業課 黒飛早絵さんにお聞きしました。

三菱電機 静岡製作所 冷蔵庫営業課 黒飛早絵さん(左)
野菜室が真ん中タイプの三菱冷蔵庫「MZシリーズ」(右)

【課題】
・毎日、仕事と家事で時間に追われる共働き世帯に、しっかり情報を届けたい
・冷蔵庫の選び方によって、毎日の生活がもっと豊かになることを伝えたい

三菱冷蔵庫は、テレビCMにタレントを起用。仕事や家事に忙しい2人が、冷蔵庫を上手に活用しながら豊かな家庭生活を築く姿を発信してきました。

「ほかにも動画広告やバナー広告など、多くのターゲティング広告を出してきました。ですが、私たちが情報を届けたい"共働き家庭"に、しっかり情報が届いていないのではないか、という思いがありました」と黒飛さんは言います。

さらに、冷蔵庫自体の魅力を伝える難しさも課題だったそうです。

「容量の拡張や省エネ性能など、冷蔵庫は日進月歩で進化しています。ですが、新技術や大型化などの進化を伝えれば伝えるほど、専門性が高くなり、情報を届けるハードルが高くなってしまう、という課題がありました」

では、どうすれば、「MZシリーズ」冷蔵庫の魅力を、しっかりと共働き世帯に届けられるのか。そこでまず、課題に対するターゲットを「仕事と家庭、どちらもがんばる共働き家庭」に絞り、使いやすさと利便性を伝えることで、「MZシリーズ」のよさをアピールできないかと考えました。

「そうして出会ったのが、共働き女性を読者に抱えるメディア『共働きwith』でした」

読者層=ターゲットの合致はもちろん、メディアであれば、タイアップ記事を通して、しっかりと商品の魅力を届けられると感じたそうです。

「共働きwith」と共鳴した思い

「共働きwith」に着目したのは、思いの共鳴も大きいと黒飛さんは言います。

「三菱冷蔵庫と『共働きwith』には、『共働き世帯の女性をサポートしたい』という共通の思いがありました。目指すものが同じならば、同じ方向を向いてコンテンツが制作できる。そう確信し、タイアップすることを決めました」

つまり、目指すものが同じなら、読者にメッセージも届きやすい。「共働きwith」なら、「MZシリーズ」冷蔵庫の魅力を読者(=共働き世帯の女性)にしっかり届けることができると考えたわけです。


リアリティで共感を生んだ「キャスティング」

タイアップ記事において重要となるのが、キャスティングです。読者と企業をつなぐ架け橋として、最適な出演者をアサインすることが理想です。

「共働きwith」では、共働き世代の著名人による連載があり、読者にとって親しみやすく、共感度の高いキャスティングが可能です。

多岐にわたる「共働きwith」の連載陣は、タイアップにおいても、共感づくりに寄与する

今回の記事では「共働き世帯の女性をサポートする」をテーマに据え、実際にお子さんがいてリアルな発信ができる鈴木あきえさんをアサイン。「冷蔵庫の収納がうまくいかない」と悩んでいる鈴木さんが、収納のプロである、収納アドバイザーの安藤秀通さんから「冷蔵庫収納法」を学ぶというストーリーを展開。読者と同じ目線で、魅力を訴求しました。

公開したWEB記事は以下の2本です。
・これだけは知っておくべき『冷蔵庫の収納術』超基本テクニック【基礎編】
・少しの工夫で使いやすさが倍増する『冷蔵庫の収納術』【応用編】

「MZシリーズは収納に強みがあり、共働きの女性にとって便利な冷蔵庫だという自負があります。そのメッセージを、新機能や技術紹介など、カタログの延長のような訴求ではなく、"収納術"として仕立てたことで、読者の方にしっかり届いたと感じています」

加えて、冷蔵庫は、平均所有年数が10〜13年と長い製品。価格も高額のため、機能や性能で選ぶことも重要ですが、ライフスタイルに合っているかどうも大切な視点だということを伝えたかったと、黒飛さんは言います。

「冷蔵庫は毎日使う、暮らしに寄り添った家電です。上手に活用することで毎日の調理が少し楽になったり、時短ができて、ストレスを減らせたりすることを、知っていただきたかったのです。その思いを組み込んだストーリーに仕上げていただき、大変満足しています」

「中身の見える化を徹底する」という安藤さんのアドバイスに納得する鈴木さん。
嘘のないコメントが製品の魅力をより際立たせた

日々、忙しく過ごす共働き世帯の女性に喜ばれるお役立ちコンテンツを届けたい。そんな思いが詰まった記事は、公開と同時に、「with」の公式TwitterとInstagramでも情報発信。基礎編はおよそ3万5000PV(外部誘導込み)を記録しました。

また、記事の平均滞在時間も長く、流入経路に関わらず、しっかり記事が読まれたことも本タイアップの特徴のひとつです。

「with」の公式Twitterアカウントでも記事公開と同時に、情報発信。
収納術を通して、冷蔵庫の魅力を知る構成は多くのアクセスを集めた

ブランドリフト調査から見えた、「商品理解の促進」と「共感の獲得」

タイアップ後に実施したブランドリフト調査では、タイアップ記事広告接触者の三菱冷蔵庫に対する「興味」「購買意欲」ともに、非接触者よりも10%以上高く、広告接触がプラスに作用したことがうかがえました。

Q.三菱冷蔵庫に対する興味
・広告接触者 :興味がある49%/やや興味がある42%
・広告非接触者:興味がある38%/やや興味がある45%

Q.三菱冷蔵庫に対する購買意欲
・広告接触者 :興味がある35%/やや興味がある58%
・広告非接触者:興味がある21%/やや興味がある66%

※with読者を対象に行ったブランドリフト調査の回答の一部

また、広告の接触・非接触問わず、三菱冷蔵庫に対して、「興味」「購買意欲」は全体的に高く、本調査の対象であるwith読者(with公式WEBサイト・SNSフォロワー・メルマガ会員)自体が、三菱冷蔵庫への関心をベースとして持っている集団であることも、調査から見えた新たな事実でした。

「今回、多くの方にタイアップ記事を読んでいただけて、とてもうれしく思います。共働き世代が興味を持って、上手に冷蔵庫を活用したくなる、とてもよいタイアップになり、大変感謝しています」

ほかにも編集部には、「実際にタイアップ記事を読んでMZシリーズを購入した友人がいた」という声や、「記事を読んで冷蔵庫に興味がわいた」という声も届いたそうです。

伝えたい層に、確実にメッセージを届けられるのが、メディアの強み

「冷蔵庫の収納術」でまとめた今回のタイアップが好評だったことから、続編も前向きに検討できたらと黒飛さんは話します。

「次は解凍なしですぐに使える『切れちゃう瞬冷凍』機能を活用した『時短料理術』なども、読者の方の関心に沿っているのではないでしょうか。伝えたい層に確実にメッセージを届ける。簡単なようで難しいことを実現できるのは、メディアの強みだと思います。またご一緒できれば、うれしく思います」

親和性の高いメディアとのタイアップによって、製品への「興味」「購買意欲」の向上という効果を生んだ本事例。セグメントされたユーザー(読者)に対して、興味のある文脈で情報を届けることが結果につながった好事例と言えるでしょう。

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