2020.08.05

いのち輝く「Vibrant "INOCHI"」は、SDGsそのもの──「国連ハイレベル政治フォーラム」に登壇した神奈川県・黒岩知事が世界に発信した"想い"

ニューヨークの国連本部で開催された「SDGsハイレベル政治フォーラム2020(HLPF)」に、黒岩祐治 神奈川県知事が登壇。「地方自治体とCOVID-19」をテーマに、新型コロナウイルス感染症対策、そしてSDGsに寄与している同県の"いのち輝く"を重視した取り組みを、世界に向けて力強く発信しました。

流暢な英語で、力強いスピーチを行う黒岩知事

「みなさん、SDGsと Vibrant"INOCHI"を達成するために Mission、Passion、Action でともにやっていきましょう!」。2020年7月7日から16日まで、ニューヨークの国連本部で開催された「国連ハイレベル政治フォーラム(HLPF)」(※)に登壇した黒岩知事は、力強く世界に訴えました。

今年は新型コロナウイルス感染症の影響により、オンラインでのバーチャル開催となった同フォーラム。昨年に続き2度目の参加となる黒岩知事は、9日深夜(日本時間)の公式会合に招聘を受け、パネリストとして登壇しました。

神奈川県は、SDGs未来都市および自治体SDGsモデル事業の両方に選定されています。2019年に「SDGs日本モデル」宣言を発表し、2020年2月時点で206自治体の賛同を集めるなど、日本のSDGs推進に大きな影響を与えています。

今回のテーマは「パンデミックの抑制とSDGsの実装を加速するためのローカルアクションの強化」。国連が提唱する「行動の10年」に沿った取り組みについて、活発な意見交換が行われるなか、黒岩知事は「Vibrant"INOCHI"(いのち輝く)」をキーワードに、日本国内でSDGsに先進的に取り組んできたことが、神奈川県における新型コロナウイルス感染症対策にもつながったと、力強く世界に発信しました。

「Vibrant"INOCHI"」は、一人ひとりの「いのち」が輝く、持続可能な健康長寿社会の実現に向けた神奈川県の取り組みです。"Life"ではなく"INOCHI"と日本語のまま表現した理由について、「いのち輝く神奈川」のビジョンを表すのに、「いのち」という言葉をそのまま使わないと「柔らかで温かく、優しいイメージは伝わらないと思った」と解説します。

黒岩知事は、「Vibrant"INOCHI"は、生きがい、健康長寿、笑い、良好な環境、コミュニティなどで成り立ち、多様性を根幹としたSDGsそのもの」と強調。「誰一人死なせず、誰も病気にならない社会をつくることは不可能ですが、みんながVibrant"INOCHI"な社会をつくることはできる」と力説しました。

神奈川県が提唱する「Vibrant"INOCHI"」。
さまざまなファクターで成り立つ構造は、多様性を根幹としたSDGsと多くの共通点を持つ

昨年、HLPFに初参加した際には、神奈川県が掲げる「未病(ME-BYO)」コンセプトなど、SDGsの具体的な取り組みを情熱的に紹介した黒岩知事。今年は、昨年からさらに一歩進み、SDGsそのものともいえる「Vibrant"INOCHI"」を強くアピール。神奈川県が推進するさまざまな取り組みが、新型コロナウイルス感染症対策に功を奏した実績を訴え、今後はこうした取り組みをさらに加速させ、ビッグデータやAI、ICTも含んだDX(デジタルトランスフォーメーション)や、最新技術を活用した新しい生活様式の実現を目指すことを宣言しました。

また、スマートフォンを活用した日々の健康管理アプリの開発・提供や、テレワークや遠隔診療、リモート会議の促進によりCOVID-19感染爆発の防止に務めていることなどにも言及。「DXは、まさにCOVID-19のような感染爆発を防止するものだ」と訴えました。

SDGsへの取り組みと「Vibrant"INOCHI"」を全世界にアピールした黒岩知事

最後に、世界が大きな問題に直面している現状を「Build back better(よりよい復興)に向け、SDGsを加速するまさによい機会だと信じている」と発言した黒岩知事。画面に向かい、「みなさん、SDGsと Vibrant"INOCHI"を達成するために Mission、Passion、Action でともにやっていきましょう!」と締めくくりました。

各国のスピーチが行われた後、議長から意見を求められた黒岩知事は、「Vibrant"INOCHI"実現のためには、医療制度の充実だけでなく、たとえば農業や水、まち、教育の問題、こうしたすべてがリンクしていなければならない。これはまさにSDGsそのもの」と回答。そして、地方自治体だからこそできる強みとして、国に比べシームレスな組織が実現するスピード感と柔軟性をあげ「SDGsに取り組むためには、地方自治体(の取り組み)が非常に重要となる」と考えを述べました。

会合を終えて、「国際的な枠組みのなかでSDGsを議論したことで、普段日本の中だけで議論しているステージとのスケール感の違いをあらためて感じた」と話した黒岩知事。持続可能な社会の実現に向け、「Vibrant"INOCHI"」を掲げ、これからもSDGsのリーダーシップをとっていきたいと決意を新たにしました。

なお来年3月に、神奈川県は国連開発計画(UNDP)と連携して、SDGsアクションフェスティバル(仮称)を開催予定。国内初となる自治体とUNDPが連携したイベントを通して、"いのち輝く未来"の実現に向け、SDGsのさらなる加速化に期待が高まります。


※「国連ハイレベル政治フォーラム2020」(High-level Political Forum on Sustainable Development (HLPF 2020))
グローバルなレベルで2030アジェンダとSDGsのレビューとフォローアップを行う場。SDGsの達成をめざし、世界の国々が進捗状況を報告して経験を共有したり、目標ごとにSDGsをレビューしたりする。毎年、経済社会理事会のもとに開催され、4年に一度は国連総会のもとに首脳レベルでも開催される。この4年に一度の開催年であった2019年は、ニューヨークの国連本部で行われた。

●国連ハイレベル政治フォーラム2020の動画はこちらから
http://webtv.un.org/meetings-events/watch/2020-high-level-political-forum-on-sustainable-development-hlpf-2020-5th-meeting/6170523765001
(黒岩知事の登壇は11分51秒あたりと1時間19分07秒あたりから)

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