2019.09.09

『クーリエ・ジャポン』初企画! 起業家から直接学ぶ海外スタディーツアー

講談社唯一の有料会員メディア『クーリエ・ジャポン』。1500を超える海外メディアから一流の記事を厳選し、独自の視点で読者に情報をお届けしています。これまでに会員同士がリアルに体験できるさまざまなイベントやワークショップなどを開催してきましたが、今回は新たな体験の場として、初の海外ツアーを実施しました。

『クーリエ・ジャポン』は、『ニューヨーク・タイムズ』『ル・モンド』『ガーディアン』など、世界各国のメディアから厳選されたニュースをいち早くピックアップし、独自の視点で記事を配信しています。日本ではまだ出ていないニュースも多く、有料会員には、海外に興味を持つ30代から40代の会社員が多く集まっています。

また、有料会員向けに、有識者によるトークイベントやオフラインで自由に意見交換が交わせる場があるのも、クーリエ・ジャポンの特徴です。職場で海外に関わる機会がなくても、クーリエを購読し、イベントに参加して意識向上に努めることで、ステップアップや人脈拡大につなげる会員も多くいます。イベントには毎回向学心の強い方たちが多く参加し、参加者のなかには起業家や将来独立を考えている方も多く見られます。

こうした読者層に対し、アメリカン・エキスプレスの広告企画として、2019年6月にポートランドへのスタディーツアーを実施しました。

起業家から直接学ぶ、3泊5日のスタディーツアー

ポートランドは全米でも有数の起業都市として知られる街です。近隣にナイキやインテルなど大企業の本社があり、優秀な人材が世界中から集まっています。自分のやりたいことを貫く人がリスペクトされるカルチャーが街全体に根付き、起業家を支える仕組みができているのも、起業しやすい理由のひとつです。
そんな街を訪れ、実際に現地の起業家の話を聞いたり、語り合ったりするなかで、柔軟な思考法やコミュニティを通じた集客術、起業家精神を学び、土地柄を生かしたビジネス展開や共感を集める力を身につけてもらいたいというねらいがありました。

今回のスタディーツアーは3泊5日の日程で、3日に分けて現地の起業家とのふれあいや、ビジネスの現場視察などを行いました。

1日目は、「ポートランドの企業風土を知る」ということで、起業家を引きつける背景と土地に根ざしたビジネス展開の秘訣を学びました。
午前中は、2001年にポートランドに移住し、現地で起業した宮石具朗さんから、「ポートランドの都市の成り立ち」と「日本人起業家としてのやり甲斐」についての話をお聞きしました。
午後は、スモールビジネスの成長を支える企業を訪れ、その効果と事業形態についてお聞きしました。


ポートランドの企業の結びつきを表したオブジェについて説明する起業家

2日目は、「ポートランド発イノベーションを体感する」ということで、起業家やナイキのストーリーテラーとの対話を通して、起業家精神やストーリーで共感を集める力を学びました。
午前中は、現地の起業家3人によるトークセッション。注目の起業家たちから「事業への想い」や「成功の秘訣」「今後の展望」などをお聞きしました。

参加者たちの反響が大きかった、現地の起業家3人によるトークセッション

登壇者の3名は、全員が以前のキャリアとはまったく別のビジネスを起業していました。登壇者たちの「挑戦する姿勢」は、ツアー参加者にとっても大きな刺激になったようです。
ツアーに参加したファクトリエ代表の山田敏夫さんは「自分のやりたいことが一番重要。過去のキャリアにとらわれる必要はないんだと改めて思いました。そして、勇気を持って一歩を踏み出しやすいところや、自分らしく生きることを追求しているところが、ポートランドらしさだと感じた」と話しています。

午後は、通常は入ることのできないナイキ本社を視察。同社のストーリーテラーから成功の軌跡を聞くとともに、企業の思想や目指す理想の社会像を伝えることの重要性を学びました。

ナイキ本社キャンパスで記念撮影

3日目は「ポートランドのビジネスの現場を感じる」ということで、現地の醸造家に詳しいFOODIE DRINKIE創業者のレッド・ギレンさんに同行してもらい、店舗を視察しながら経営者の話を聞き、顧客を惹きつける集客術を学びました。

午前中は少し郊外にある農場の経営者を訪問。生産者と消費者を仲介する場として注目を集める農場を訪れ、創業者に話をお聞きしました。
ランチには農場で採れた作物をその場で食べる「ファーム・トゥ・テーブル(畑からテーブルまで)」で地産地消を実践。その場にいなければわからない気持ちよさを体験しました。


「ファーム・トゥ・テーブル」は、サスティナブルな食生活の理想

午後は人気ブリュワリーの経営者を訪問。創業者から顧客の心を掴むための取り組みをお聞きしました。
今回の参加者のなかには、高校、大学時代をポートランドで過ごし、今も毎年通っているという"ポートランド通"もいました。
松島大介さんは、ポートランドで高校、大学時代を過ごし、現在はポートランド発祥のスタンプタウン・コーヒー・ロースターズの豆を日本で唯一、正式に仕入れているコーヒーショップ「パドラーズコーヒー」を経営しています。そんな松島さんに参加理由を尋ねたところ
「現地の人から詳しく話を聞いたり、企業を視察したりする旅は、観光とはまったく違う体験が得られるので、このツアーは貴重な体験ができそうだと思った。実際に参加してみて、農場のど真ん中でランチを食べる『ファーム・トゥ・テーブル』を体験したり、ブリュワリーでビジネスに関する突っ込んだ話を聞けたりして、いい勉強になりました」という答えが返ってきました。

ツアーに参加した、登山・アウトドア向けアプリを運営するヤマップの代表取締役社長・春山慶彦さんは、ポートランドについて「生活の延長のなかで丁寧にビジネスが展開されている印象を持った」といいます。
「『世界一になるぞ』といった変な気負いがなく、自然体で問題解決のビジネスをしようとしている。街のなかに起業家が溢れて、みんなで街を良くしていくというスタイル」とその印象を語ります。

たくさんの"刺激"と"発見"のあった今回のスタディーツアー。多くの刺激を受け、日々の仕事に活かせる学びがたくさんあったという参加者の声も聞かれました。
クーリエ・ジャポンは今後もこうした新しい体験の場を提供していきます。
また、会員同士のコミュニケーションやコミュニティ形成などにも、さらに力を入れていく予定です。
国際貢献やグローバルな視点での発信を検討中の方は、アイデアから一緒にご提案できるクーリエ・ジャポンに、ぜひお問い合わせください。

「スタディーツアー in ポートランド」の詳細レポートはこちら

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