Dr.NOGUCHI(1)

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著者
  • むつ 利之

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登場人物紹介

  • 野口 清作

    貧乏な上にやけどで左手が不自由だったが19歳で医術開業試験に合格。「英世」と改名し、数々の逆境を情熱と努力で乗り越える。基礎医学で活躍し、最終的に黄熱病の研究にたどり着く

  • 野口 シカ

    清作の母。生まれたときから貧乏な上、夫が借金を作るため働き通しだった。しかし清作には好きに生きてほしいと夢を追うことを後押し。彼のがんばりを見て、自身も助産師の資格を取る

  • 野口 左代助

    清作の父。飲んだくれで賭博好き。そのせいで借金まで作る。表向き、清作に興味がないように見えるが、その努力は認めている

  • 小林 栄

    猪苗代高等小学校訓導(現在の教頭クラス)。成績優秀だった清作を高等小学校へ誘う。清作の卒業後も字が読めないシカの代わりに彼の手紙を受け取るほか、「英世」の名付け親でもある

  • 渡部 鼎

    会陽医院の医者。清作が15歳のときに左手の手術をした。しかし思い通りの結果にならず、高等小学校卒業後は医者を目指すことを決意した清作を書生として引き受ける

  • 凡田 大造

    会陽医院の書生頭。ほかの書生にいじめられていた清作を見て助けてくれる優しい先輩。清作が初めて医術開業前期試験を受けた年に後期試験に合格。その後、会津での開業が決まる

  • 血脇 守之助

    渡部の知人で東京の歯科医師。医術開業後期試験に受かるまでの間、清作の面倒を見ていた。その後も何かと彼との交流が続く

  • 北里 柴三郎

    破傷風抗毒素を発見し、世界に名が知れた基礎医学の草分け的存在の細菌学者。北里伝染病研究所所長でもあり、所員になるべく押しかけてきた清作の論文を認め、助手として採用する

  • シモン・フレキスナー

    ペンシルバニア大学教授でのちにロックフェラー研究所初代所長に。北里伝染病研究所で出会い、渡米してきた清作を一度は追い返すが努力を認め、長年サポートする

  • ロックフェラーⅠ世

    一代で石油事業をメインに成功した富豪。ロックフェラー研究所を設立。フレキスナーから研究員に清作を推薦され、人柄も含めて受け入れる。その後、彼とともに清作の研究を支える

  • ジョージ・クラプトン

    ロックフェラー研究所の蛇毒研究部門の研究員。通称ジョー。昔フレキスナーに助けられたのをきっかけに医学の道に。同僚の清作とは互いに切磋琢磨する親友の仲

  • メリー・ダージス

    清作の妻。ニューヨークの酒場で彼と出会う。ピアニストを目指して上京するも、うまくいかず夜の仕事をしていたことを当初は清作に隠していた。彼のことをヒディーと呼ぶ

  • アレキス・カレル

    清作たちが梅毒の研究をしていたときにフランスから来たロックフェラー研究所の所員。女好きだが心優しい。組織培養と臓器移植の権威でノーベル賞生理学医学賞受賞した

  • サム

    ペンシルバニア大学でフレキスナー教授が研究していた毒蛇の毒液を抽出する仕事をしていた。渡米当初の清作も同じ仕事を任され、その縁で彼と仲良くなる。のちに大学の主任助手に

  • 坂田

    帝大出身の医師。清作が医術開業前期試験を受けるときからの腐れ縁。田舎出身で学歴もない清作のことを何かとバカにする

  • 伊坂 耕作

    清作の猪苗代高等小学校時代の親友。赤ん坊の弟を連れて学校に来ていた苦労人。卒業後は実家の家業である旅館を継いだ

  • 吉岡

    清作の猪苗代高等小学校時代の同級生。最初は清作をバカにしていたが、認めるように。清作が左手のせいで師範学校進学を諦めたのを見兼ねて、手術を受けるようカンパを集めた

  • 山内 ヨネ子

    清作が会陽医院で書生をしていた頃、彼と同じくフランス語を習いに教会へ通っていた女学生。清作の初恋相手。元会津藩の御典医(大名に仕える医師)の家系で、医師を目指している

  • ゴルガス

    黄熱病撲滅のためにパナマ運河の衛生官に選ばれた軍医。黄熱病研究の人材が足りず、ロックフェラー研究所のフレキスナー教授を頼ったことで清作と知り合う

  • パト

    黄熱病研究のために清作が向かったエクアドルにいた男の子。清作と仲良くなる。彼が作った黄熱病のワクチンを打ったにもかかわらず、黄熱病にかかってしまう

  • エイドリアン・ストークス

    黄熱病研究のためにロックフェラー研究所へ来た所員。清作が発見した黄熱病の病原体を否定。それを受け入れ、再び研究をはじめる努力家の彼を尊敬している

  • ヤング

    アフリカにあるアクラ研究所の所長で博士。黄熱病研究で途方に暮れていたときにやって来た清作を歓迎する

  • ケリー

    アクラ研究所の助手。今までの研究者とは違う清作の言動を見て尊敬する

  • ハドソン

    アフリカのラゴス研究所所員。菌の種類を判別する世界有数のエキスパート。清作が現地で発見した黄熱病の病原体を否定。今の顕微鏡の技術では見つけられないことを指摘する

  • マドセン

    清作がロックフェラー研究所へ入所する前に留学したコペンハーゲンの国立血清研究所所長で博士。研究所の仕事が終わったら貧しい家に往診している

  • ファミュルナー

    国立血清研究所所員。女好きのお調子ものだが、所長と同様、貧しい家に往診している。第一次世界大戦で従軍医師として派遣された先で、ジョーと知り合いに

  • クライン

    国立血清研究所所員。気が弱く、実験も失敗しがち

  • ボルグ

    国立血清研究所所員。おっとりした話し方が特徴。遊園地が好きなど、かわいらしい一面も

  • ハインツ

    コペンハーゲンの開業医で国立血清研究所の顧問。かつて研究に没頭しすぎて、病気の娘を亡くしたことから研究所の「あせらずゆっくり」というモットーを作った

  • マルガレーテ

    清作がデンマーク留学中に下宿していた家の娘。ある出来事から清作に惹かれるが、彼をアメリカへ戻すために気持ちを抑える。清作がデンマークを離れたあと、磁器職人と結婚

  • サイラス・ワイア・ミッチェル

    ペンシルバニア大学評議員上席であり博士。清作とは飲み屋で出会った。飲んだくれだが、アメリカを代表する蛇毒の権威。何かと清作の味方になってくれる

  • フィンセン

    「近代光線療法」の父と言われている人物で、ノーベル生理学医学賞受賞者。普段は無造作な髪型で気さくな人柄。医学の発展を清作に期待する

  • エールリッヒ・ホフマン

    ドイツ医学界の巨頭で細菌学の第一人者。清作が当時研究していた梅毒の麻痺性痴呆症患者の脳内組織から見つけたスピロヘータが本物かどうか確かめるために、彼のもとへやって来た

  • フリードリッヒ・フォン・ミューラー

    ドイツ医学界のみならず世界医学界の巨匠。ホフマンからドイツ医学会の正式主賓として招待されてやってきた清作の情熱を評価している

  • ホボスキー

    清作が北里の指示で医師団の一人としてペストが流行る清国へ派遣されたときに出会ったロシア軍の衛生兵。脚気で倒れる兵士たちを診察するよう清作に頼む。英語が話せる

  • 阿才

    清作が清国で出会った子ども。具合が悪くてもお金持ちしか診察してもらえない状況の中、貧しくても診てくれた清作を尊敬している

製品名Dr.NOGUCHI(1)
著者
  • むつ 利之

発売日1994年03月11日
初出1993年発行週刊少年マガジン第50号から第52号、1994年第1・2合併号から第5号まで

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