十字架のろくにん(4)

十字架のろくにん(4)
著者
  • 中武 士竜

掲載誌

内容紹介

人は、殺してもいい?   
「別マガ」沸騰の新星・中武士竜が描く、背徳の復讐サスペンス!

千光寺に続いて右代を血祭りにあげ、俊は、仇のうち二人を屠った。だがそれは、残る3人に「俊が復讐に動き出した」と告げるに等しかった。結果、一番ビビリの円比呂が反応し、虚勢を張って俊に「宣戦布告」する。折しも、小学校時代の同級生・白川要と文化祭の劇の主役に選ばれた俊は、稽古の期間、復讐を休むのだが……。文化祭当日、妨害工作に現れた円のどす黒い欲望が要に向かい――。

登場人物紹介

  • 漆間 俊

    高校1年生。小学生時代に凄惨ないじめの果てに家族を奪われ、いじめの加害者たち5人に復讐を誓う

  • 俊の祖父

    戦時中、秘密部隊に所属し人の殺し方を叩き込まれた。俊に相手に確実に苦しみを与えて復讐できる方法を教え込む

  • 漆間 翔

    俊の弟。いじめに苦しんでいた俊の救いだったが、5人の仕業により大怪我と大火傷をおい、意識不明のまま入院中

  • 東 千鶴

    俊のクラスメイト。暴漢に襲われたところを俊に助けられる。だが襲われている写真を千光寺に撮られ、俊を罠にかける手伝いをさせられる

  • 白川 要

    小学校時代の同級生で学年のマドンナ。小学生時代にいじめられていた過去があるが、俊の存在と転校したことで難を逃れた。俊に長年の恋心を伝えてきた

  • 白川 純

    要の双子の兄。妹思いで、俊へ告白した要を全面的に応援している。気さくな性格で親しみやすい

  • 至極 京

    いじめグループの司令塔。県下一の進学校に満点で合格し、医学部を志望している。理由のない殺人を犯す最初の人間になりたいという理由で俊を追い詰めていた

  • 久我 大地

    いじめグループ内で暴力行為を担当していた。中学時代に柔道の全国大会で優勝しており、高校には推薦枠で入学。至極との仲はグループ内で最も長い

  • 黒澤

    柔道部所属。同じ部の久我に支配されている。幼なじみの女子を紹介するよう脅され、俊の家へ放火してしまう

  • 円 比呂

    いじめグループの一人。俊の復讐に怯えていることに耐えきれず、正気を失いながら宣戦布告をしてきた。知性の欠片も無いケダモノ。俊の三人目のターゲット

  • 安西 全一

    橋田警察の刑事課巡査部長。署内では変人扱いをされているが鋭い視点の持ち主でもある。千光寺が行方不明となったことにより、俊を容疑者として疑っている

  • 大田 朝子

    橋田警察、刑事課巡査長。安西とタッグを組んでいるが、出世計画が崩れそうで不満

  • 右代 悠牙

    俊のいじめ加害者だった一人。学校では評判の良いイケメンだが、裏では付き合っている彼女を監禁し、さらには売春の斡旋をしていた。俊の二人目のターゲット

  • 千光寺 克美

    いじめグループの一人で、俊がいじめられるようになった発端の人物。そのため俊の復讐の一人目のターゲットとなる

製品名十字架のろくにん(4)
著者
  • 中武 士竜

発売日2021年09月09日
初出『マガジンポケット』2021年4月7日号~7月7日号

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