著
灰田 高鴻
スインギンドラゴンタイガーブギ（３）
内容紹介
ジャズ。それは戦後日本の「芸能界」のルーツ。これはすべてを失ったこの国、そして
その音楽が再生する歴史を描く、一大ジャパニーズジャズストーリーなのだ。
登場人物紹介
諏訪 於菟
通称とら。姉のために「オダジマタツジ」を探そうと、福井から上京した。歌が上手く、山下の口車に丸め込まれて彼らとジャズバンドを組むことに
小田島 龍治
ジャズベーシスト。依音子と深い関わりがありそうだが、記憶喪失になっていて、福井に疎開していた頃のことだけ何も覚えていない
丸山 眞樹夫
小田島の昔馴染みで、ジャズバンドのリーダー。サクソフォン吹き。とらの才能に気づき、自分たちのバンドに誘い、彼女を売り出す
諏訪 依音子
とらの姉。終戦間もないころに溺れて死にかけるものの一命を取りとめた。以来心を病んでいる
チャールス・ショア
朝霞の基地にいるアメリカの軍人。歌うとらに一目惚れする
志磨 時子
モリタ・プロに所属しているピアニスト。また一緒に演奏できないか小田島が気にかけていた人物。小田島のことが気になっている
四方 トシロー
作曲家兼プロデューサー。とらの歌声に目をつける
木村 寅子
四方の秘蔵っ子。テング・レコード専属での歌手デビューが決まっている。とらをライバル視する
岡野 染香
とらの従姉妹。福井に帰らされそうになるとらを東京へ連れ戻そうとバンドメンバーを説得する。小田島に馴れ馴れしい
充太郎
とらと親しい実家のお手伝いさん・トシの息子。とらの伯父・諏訪敬忠の言いつけで、福井にとらを連れ戻そうとする
藤田
スインギンタイガーブギのバンドメンバー。染香に想いを寄せる
鮫島
スインギンタイガーブギのバンドメンバー。実家は船大工
嶺川
スインギンタイガーブギのバンドメンバー。既婚で子持ち
| 製品名 | スインギンドラゴンタイガーブギ（３） |
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| 著者 | |
| 発売日 | 2021年02月22日 |
| 初出 | 『モーニング』２０２０年４１号～４４号、４６号～４９号、５１号 |