2020.06.16

ストーリーを加えることで、可能性が拡張! 講談社が事業展開する新ロボットIPのポテンシャル──超人気アニメの3DCGモデリング担当作家が生み出した「メカトロウィーゴ」

講談社を代表するIP(知的財産)といえば、マンガ。そこに今回、新たにロボットが加わりました。名前は「メカトロウィーゴ」。人の心を魅了するその愛くるしいビジュアルに、「ストーリーを設定することで、大きな可能性が生まれると感じた」と語るヤングマガジン編集部の関根 永渚至が、講談社が手がける新キャラクターIPの魅力と、その高いポテンシャルについて解説します。

ヤングマガジン編集部の関根 永渚至

──講談社が展開する新IP「メカトロウィーゴ」は、すでに多くのファンがいるロボットだそうですね。

関根 はい。かわいらしく親しみやすいデザインが人気を博し、フィギュアやプラモデルが発売されるとSNSなどで頻繁に取り上げられ、2020年までにシリーズ累計約20万体を売り上げました。また、これまでプラモデルといえば、男性向けのイメージがありましたが、「メカトロウィーゴ」は女性や子どものファンも多いという点が特徴です。

プラモデルや模型を紹介する女性ユーチューバー・香坂きのさんも、
メカトロウィーゴを「かわいい!」と絶賛する

この、ひと目見ただけで心を掴むビジュアルを生み出したのは、アニメ映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版シリーズ』で3DCGモデリングを担当された造形家・小林和史さんです。見た目の愛らしさとカスタマイズの自由度の高いデザインから、これまでフィギュアやプラモデルにとどまらず、さまざまに商品展開されてきました。

また小林さんは深い創作に対する理解から、「お客さんやクリエイターの自由な発想で楽しんでもらいたい」というお考えで、「兵器ではなく子どものための平和なロボットである」という設定は保ちつつも、アイデアや発想に関してこれといった禁止事項を設けていないとのことでした

──それもあって、すでに多くのクリエイターが「メカトロウィーゴ」に注目しているそうですね。

関根 今年2月に行われたワンダーフェスティバルでは、プラモデルを商品展開されている株式会社ハセガワさんのブースの一角をお借りして、世界トップレベルのロボット技術者がメカトロウィーゴを使って、これまでにない精度のモーションのデモを行いました。

注目ポイントは、まずこの体型で2足歩行ができてしまっている点です。ご覧いただければわかると思いますが、そもそもメカトロウィーゴの魅力は、一見シンプルでありながらとても微妙で繊細なバランスで成立しているデザインのディテールだと思うのですが、その体型で2足歩行しているのは並大抵の技術力ではありません。さらに普通なら絶対に倒れてしまうような体勢にも関わらず、片足立ちや後ろ向き歩行、さらにはでんぐり返しまで、メカトロウィーゴがバランスを保って動き回るんです。これはロボットクリエイターの亀井栄輔さんが、超人的な作業で追求されて実現した結果だったと伺っています。

──見れば見るほど、メカトロウィーゴは、愛着が湧いてくるのが不思議です。

関根 丸くてかわいらしいフォルムは癒されますよね。これは小林さんにデザインの過程を伺った時に感じたことなのですが、まさにデザインにおける"侘び寂び"の追求の極致として到達した形なのではないかと感じました。女性やお子さんなどの幅広いファンが多い理由も、その辺りにあるのではないでしょうか。そこに講談社のような出版社が持つ強みである「ストーリー力」を掛け合わせることができたら、その裾野をさらに広げることができると考えました。

またメカトロウィーゴは、IPとしての制約が少なく、基本的に自由に発想して良いと小林さんにおっしゃっていただけているので、極めて面白い展開が今後期待できると思っています。

──自由度の高いロボットIPに講談社の「ストーリー力」が加わることで、具体的にどのような可能性が生まれるのでしょうか?

関根 すでにオリジナルストーリーのマンガ化が決定しています。6月16日から、山田悠作さんによる連載『万能変化メカトロウィーゴ』が「マガポケ」でスタートします。

『万能変化メカトロウィーゴ』について語る関根

ティーンエイジャーの少年少女が主人公で、相棒のメカトロウィーゴや仲間たちと一緒に、さまざまな困難や試練を克服していくストーリーです。タイトルには、子供持つ無限の可能性と、それを引き出す「メカトロウィーゴ」とのドラマが込められています。

まずロボットということで時代性からも自然な着目点となりますが、メカトロウィーゴに搭載されているAIが重要な役割を担います。このAIは「搭乗者の個性を尊重しながらコミュニケーションを取って成長し、やがては人格を持つ」というもので、乗り手となる子どもの個性を活かして成長しようと行動する特徴を持っています。たとえば主人公の少年・ソラは走るのが好きで得意なのですが、彼のメカトロウィーゴは「走るのに特化したカスタマイズ」を彼に提案してきます。その結果、機体は走るのに適した形状に変化し、ソラもまたそれを元に困難に対して作戦を練ることになります。

今回のマンガにおいて「個性」に焦点が当たっているのは、とても自然な推移だと感じています。

まず「メカトロウィーゴ」がそもそも自由の象徴のようなロボットであり、原点に小林さんの「兵器ではなく、子どものための平和なロボットである」という世界観がある。そこから、まさにコロナ禍も経て時代の要請とまで言える観がありますが、われわれ人間の社会は、20世紀21世紀初頭を経て、解決困難な問題がどんどん山積みになっているという印象を持たない人はいませんよね。

この状況で「メカトロウィーゴ」に乗ることになる子供たちは、まさに問題を背負い解決していかなければならない「主人公」であることはもはや避けられないわけで、自分の武器である「個性」をどう伸ばし挑戦して行けるのか、ロボットをどう利用し、またサポートするのか、という問題意識や設定を帯びてくるのは、フィクションであるマンガにおいても自然な帰結でした。

今回はプログラミング学習ロボットとの連携も視野に入れていますし、SDGsが掲げる「誰一人取り残さない」世界の提示にもつながるような、まさに社会のど真ん中の問題にかかわる資質を持った作品だと考えています。

──マンガ化のほかには、どのような展開が?

関根 「メカトロウィーゴ」は、フィギュアやプラモデルをはじめとして、すでに色々な企画が展開されているIPでもあります。講談社としてはそれを追いかけるような形で、同じ種類のコンテンツだけでなくさまざまな新しい企画を展開して行きたいと考えています。

たとえばすでにアニメでは、文化庁のアニメーター育成事業「あにめたまご2019(※)」でWIT STUDIOさんが発表された『Hello WeGo!』という短編アニメがあります。同社は講談社の『進撃の巨人』のアニメ化も手掛けたヒットメーカーであり、アニメや動画の展開は非常に楽しみなものになると思います。

ほかにも、プラモデルメーカー「ハセガワ」さんから発売されている「メカトロウィーゴのプラモデルは、「モーニング」にて『CITY』を連載中のあらゐけいいちさんがパッケージイラストを描かれていますし、あらゐけいいちさんとのコラボも実現できたらいいですね。

あらゐけいいちさんがパッケージイラストを手がけた「メカトロウィーゴ」のプラモデル

このような状況の中でオリジナルマンガとプログラミング学習用ロボットが今年ローンチし、さらにウィーゴで遊べるアプリや、さまざまなアイデアコンテストを予定しております。さらにこの流れの中で、「メカトロウィーゴ」に乗って世界を旅できるVRサービスやゲーム、さらにはもう少し大きなお手伝いロボットややがては260cmの1/1スケールの"実物"のモビリティ企画、「ウィーゴランド」を作ったりと、考えられる企画はまさに無限ですので、ぜひファンの方にはその実現を楽しみにしていただきたいですね。

──子どものファンもいることを考えると、「教育」にも活用できそうですね。

関根 はい。教育現場での活用は今後、注力していきたい分野のひとつです。2020年度から小学校で必修化された「プログラミング教育」。その教材として、「メカトロウィーゴ」は活用可能です。

簡単にプログラムが学べる子ども向けのビジュアルプログラミング言語・Scratchは、参加する人の個性が反映できる「メカトロウィーゴ」とは、非常に相性がいいと思います。簡単なマウス操作やタブレットで「メカトロウィーゴ」の動きを自分の好みにアレンジしたり、さらに物としてのウィーゴをカスタマイズしたり、競技を考えたり、子どもたちが既存の教材よりもさらに楽しみながら学べるツールになると考えています。

プログラミング学習セットのイメージ

また、「メカトロウィーゴ」が動く仕組みを構築し、ダンス大会やバトル競技のイベントなどもメーカーのリビングロボットさんと検討しています。

開発中のアプリの様子

リアルなタッチポイントという点では、すでに小林さんと「ハセガワ」さんは、プラモデルを使って、静岡県の学校でプラモデルを実際に作ってみるという授業を続けておられます。

──ほかに、自由度が高いIPという特性を活かした展開も考えられますか?

関根 みんながそれぞれの「マイ・メカトロウィーゴ」を考えることで、まちおこしのお手伝いもできるのではないかと思っています。たとえば、地方自治体などとの共同企画で、「メカトロウィーゴご当地デザインコンテスト」などを開催し、地方創生イベントを行うこともできると思います。もちろん、日本のご当地に限らず世界各国のウィーゴを考えても良いし、さらにさまざまな技術やテーマに沿ったお題でウィーゴを考えるのも楽しいですよね。まさにメカトロウィーゴは、クリエイターにとってのプラットフォームになると思っています。

「メカトロウィーゴご当地デザインコンテスト」のイメージ イラスト:吉池康二

と、考え出したらキリがないくらい、「メカトロウィーゴ」は可能性にあふれています。なぜならメカトロウィーゴは、ユーザーはもちろん、クリエイターや企業も自由に参加し、夢を共有できる、日本初のロボットIPだからです。

企業や自治体のみなさまのなかで、少しでも興味を持ってくださった方がいましたら、お気軽にご相談ください。メカトロウィーゴで、多くの方に夢と笑顔をともにお届けしましょう!

取材のご依頼など、メカトロウィーゴの詳細は、
wego-pr@kodansha.co.jp
ツイッター@pr_mechatrowego
までご連絡ください!


※ あにめたまご......日本のアニメーションの振興と発展を目的とし、OJTを通して業界の将来を担う優れたアニメーター等を育成するため、平成22年より開始した文化庁委託事業「若手アニメーター等人材育成事業」の通称

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