2019.07.26

東村アキコ『東京タラレバ娘』米国アイズナー賞「最優秀アジア作品賞」、少女マンガとして初受賞の快挙!

2019年7月19日(現地時間)、米国カリフォルニア州サンディエゴ市で開催されたコミコンインターナショナルにてウィル・アイズナー コミックインダストリーアワード(The Will Eisner Comic Industry Awards、以下アイズナー賞)の授賞式が開催され、Kodansha USA Publishing社が刊行している『Tokyo Tarareba Girls』(東村アキコ著『東京タラレバ娘』英語版)が国際作品米国版・アジア部門最優秀賞を受賞しました。

アイズナー賞は過去一年間で優れた業績、活動を残した国内外のコミック作品とアーティストを表彰する賞で、コミック界のアカデミー賞とも言われています。

本作英語版はBest U.S. Edition of International Material--Asiaという、アメリカで翻訳出版された海外コミック(アジア部門)の中で最も優秀な作品に贈られる最優秀賞を受賞。この「最優秀アジア作品賞」では過去、手塚治虫、水木しげる、辰巳ヨシヒロ、浦沢直樹、田亀源五郎などの作品が受賞しており、世界のコミック界が最も注目する賞となっています。またアジア・日本部門のアワードが創設されて以来(2007年創設)、これまでに少女マンガが同部門最優秀賞を受賞したことはなく、初の快挙となりました。

作品紹介『東京タラレバ娘』:
アラサー未婚女子・倫子と香と小雪の3人が恋に仕事に暗中模索する姿を描いた、東村アキコ著の少女マンガで、全9巻と番外編『東京タラレバ娘 リターンズ』が発売され、累計発行部数は500万部(電子含む)を突破。
現在は「Kiss」(講談社刊)にて、令和の東京を舞台に、ギリギリ昭和生まれの令菜とまごうことなき昭和生まれの昭子のアラサーとアラフォーの未婚女子を主人公にした新シリーズ『東京タラレバ娘 シーズン2』が連載中。

Kiss公式HP
https://kisscomic.com/kiss/

英語版作品情報:
作品名『Tokyo Tarareba Girls』(定価12.99USドル)
1巻~9巻まで電子版にて発売中、紙版の最新8巻は2019年8月6日に発売予定。

作家プロフィール:
東村アキコ/漫画家。1975年生まれ、宮崎県出身。
1999年のデビュー以来、現在まで精力的に作品を発表し続けている。
代表作に、『海月姫』『ママはテンパリスト』『かくかくしかじか』『雪花の虎』『偽装不倫』など。

アイズナー賞公式HP:
https://www.comic-con.org/awards/eisner-awards-current-info

コミコンとは:
1970年、ゴールデン・ステート・コミック・ブック・コンベンションとしてシェル・ドルフを中心に開催されたのが原点で、テクノロジーとポップ・カルチャーのイベント。アメリカのサンディエゴでは毎年7月上旬に開催され、海外コミック、アニメ、ゲーム、映画と内容も拡大され、 最大13万人が集まる大イベントに発展しています。さらに、コミコンはアメリカのみならず、フランス、イギリス、台湾などでも開催され、世界中で話題となっています。
https://tokyocomiccon.jp/whatscc 東京コミコンHPより引用)

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