2019.09.25

実写映画化!『惡の華』 2019年9月27日(金)全国公開

思春期のダークな面をえぐり出す、超過激な青春映画!

©押見修造/講談社 ©2019 映画『惡の華』製作委員会

《イントロダクション》
原作は、『スイートプールサイド』や『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』など、映画化が続く押見修造の代表作「惡の華」。「別冊少年マガジン」(講談社)にて、創刊号(2009年10月号)から2014年6月号まで連載され、2013年にTVアニメ化、2016年には舞台化もされた人気マンガ。〈中学編〉と3年後の〈高校編〉からなる、思春期の暗黒面をえぐり出した衝撃作は、当時はもちろん現在に至るまで熱狂的な共感と支持を集め続けている。

主人公の春日高男を演じるのは伊藤健太郎。2014年に俳優としてデビューし、主演映画『デメキン』のほか、ドラマや舞台に次々と出演し、目覚ましい成長を遂げており、ブレイク間違いなしの注目株だ。撮影当時21歳だった伊藤は、テクニックと熱量を注ぎ込み、爽やかで健康的な好青年というパブリックイメージを打ち破り、新境地を開拓した。本作が彼のフィルモグラフィーにおける重要作になるのは間違いないだろう。

春日の人生観に決定的な影響を与える仲村佐和を演じたのは、2018年をもってファッション誌「ViVi」の専属モデルを卒業し、女優として開花しつつある玉城ティナ。2019年は『チワワちゃん』『Diner ダイナー』『地獄少女』などの映画に出演。本作でもその圧倒的なビジュアルで、何者ともなじまない異質な存在の仲村に、カリスマ性を与えている。
春日が憧れる佐伯奈々子役には、数百人以上がエントリーしたオーディションを経て、満場一致で15歳の秋田汐梨が抜擢された。初々しさと貫禄を兼ね備えた演技により、ただの才色兼備のマドンナではない佐伯を見事に実体化。末恐ろしい女優が発見されてしまった。
夏祭りで大事件を起こしたことが原因で、一家で引っ越すことになった春日が、高校で出逢い交流を深める常磐文に扮するは、モデル、女優と大活躍中の飯豊まりえ。スタイルが良く垢抜けており男子に人気だが実は文学少女の一面も持つ常磐を、持ち前の朗らかさと健やかさでナチュラルに演じている。

脚本は、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』や『心が叫びたがってるんだ。』など瑞々しいタッチで青春を描き続ける岡田麿里。原作は中学編から高校編へと物語が進んでいくが、映画では高校時代の春日が中学時代を振り返り、さらに未来へと踏み出す形で構成した。なお、高校編が映像化されるのは本作が初となる。
監督を務めるのは、『片腕マシンガール』や『電人ザボーガー』などカルト&ファンタスティックな作品を作り続けてきた井口昇。原作の最初の数ページを読んだだけで「この作品を映画にするために、映画監督になったのではないか」という直感と衝撃を受け、自ら実写化に向けて奔走した。原作者の押見修造が「井口監督に『惡の華』を撮っていただくことは、長年の夢でした」とコメントしているように、2人は相思相愛。脚本の細部に至るまでディスカッションを重ねた結果、原作者と監督のお互いへの尊敬と、作品やキャラクターへの愛情が詰まった、映画『惡の華』が誕生した。
思春期とは、つくづく厄介な時期である。渦中にいるときは苦しく、しかも、思い出すには羞恥がともなう。しかし、その通過儀礼を経ずに大人になると、また違う困難に見舞われるから悩ましい。
そんな思春期に、今、苛まれているすべての少年少女と、かつて思春期に苛まれたすべての少年少女に捧げられている。

《ストーリー》
山々に囲まれ閉塞感に満ちた地方都市。中学2年生の春日高男は、ボードレールの詩集「惡の華」を心の拠りどころに、息苦しい毎日をなんとかやり過ごしていた。ある放課後、春日は教室で見付けた憧れのクラスメイト・佐伯奈々子の体操着を、衝動のままにつかんで逃げ出してしまう。一部始終を目撃したクラスの問題児・仲村佐和は、そのことを秘密にする代わりに、春日にある"契約"を持ちかける。こうして仲村と春日の悪夢のような主従関係が始まった......。仲村に支配された春日は、仲村からの変態的な要求に翻弄されるうちに、アイデンティティが崩壊し、絶望を知る。そして、「惡の華」への憧れと同じような魅力を仲村にも感じ始めた頃、2人は夏祭りの夜に大きな事件を起こす。

イラストポスターは押見先生描き下ろし


スタッフ
監督:井口昇
原作:押見修造「惡の華」(講談社「別冊少年マガジン」所載)
脚本:岡田麿里
主題歌:リーガルリリー「ハナヒカリ」

キャスト
伊藤健太郎、玉城ティナ、秋田汐梨、松本若菜、黒沢あすか、高橋和也、佐々木すみ江、坂井真紀、鶴見辰吾 / 飯豊まりえほか

『惡の華』公式サイト 
『惡の華』 公式Twitter

惡の華(1)
著:押見 修造