ながたんと青と-いちかの料理帖-(8)

ながたんと青と-いちかの料理帖-(8)
著者
  • 磯谷 友紀

掲載誌

内容紹介

昭和26年、京都。二百年続く料亭・桑乃木の長女いち日(34歳)は、夫を戦争で亡くし、調理師としてホテルに勤めていた。
「桑乃木」は経営破たん寸前で、資金を提供してもらうため、大阪の有力者の家の三男・周(19歳)を婿として迎えることに。15歳も年下の婿を迎えることになったいち日と、桑乃木を立て直そうとする大学生の周。
二人は仕事のパートナーとして、少しずつ信頼しあっていき、そして夫婦として、男女としても、ゆっくりと近づいていく――。

ー8巻のあらすじ―
兄嫁であり周の初恋の人でもある鈴音の家で騒動も無事に解決し、改めて互いを想う気持ちが深まったいち日と周。いち日の誕生日や大晦日などのイベントを経て急接近…かと思いきや安心も束の間、アメリカに留学していた次男・栄が二人の目の前に現れ思いがけない提案をする――!

一難去ってまた一難、かつてない状況に直面する二人を繋ぐ絆は――?大波乱の第8巻!

登場人物紹介

  • 桑乃木 いち日

    料亭「桑乃木」の長女。戦争で夫を亡くし、ホテルで料理人をしていたが、桑乃木の料理長に。卵料理が大好きな35歳。いつかは周と離縁するつもりでいたが、気になる存在に

  • 桑乃木 周

    大阪のホテル経営者・山口家の三男で21歳になったばかり。最初は「桑乃木」の古さを批判したが、いち日と結婚し、経営を立て直すべく奮闘。彼女と同じ時間を過ごすにつれ、好きになる

  • 丸川 町子

    いち日の父方の叔母。「桑乃木」を守るためなら手段を選ばない。山口家との縁談を強引に進めた割には周と対立している。跡継ぎとしてみちやを連れてくる

  • みちや

    「桑乃木」の後継ぎとして町子が東京から連れてきた小学1年生。いち日たちの養子となった。戦災で実の両親を失っている

  • ふた葉

    いち日の妹。山口家との結婚が嫌で、料理人の慎太郎と駆け落ちしたが、再び夫婦そろって「桑乃木」に戻ってきた

  • 慎太郎

    「桑乃木」の元料理人。いち日の父が店にいた時代から働いていたが、ふた葉と駆け落ち。しかし彼女とともに戻ってくる

  • 山口 栄

    山口家の次男。経営の勉強のため、アメリカへ留学していた。初めは周ではなく、栄が「桑乃木」に婿入りする予定だった。桑乃木二号店を出すことを画策する

  • 山口 縁

    山口家の長男で周の兄。家の跡継ぎとして大阪で働いている。「桑乃木」をつぶしてホテル建設をもくろむ

  • 山口 鈴音

    縁に嫁いだ、周の元想い人。山口の家から後継ぎを産めと催促され、縁は話し合いにも応じてくれず、孤独を感じて嫁ぎ先に馴染めないでいる

  • 山口 小夜子

    縁と鈴音の娘。山口の家から飛び出した鈴音とともに、一時、「桑乃木」に滞在していた

  • 周の父

    大阪でホテル業を経営する山口家の当主。「桑乃木」に資金援助しているが、ゆくゆくは乗っ取ろうと画策している

製品名ながたんと青と-いちかの料理帖-(8)
著者
  • 磯谷 友紀

発売日2022年04月13日

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