
千羽 兵四郎
顔良し、腕良し、育ち良しの八丁堀の同心だった。大政奉還により職を失い毎日ぐうたら過ごしているが、警察をからかうついでに東京で起きた事件を解決まで導く
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山田風太郎の「筆」がいま再び歴史の「水面」を「書」き回す。
江戸が東京になったばかりの明治初期、創設まもない「警視庁」のポリスと、「江戸の守り」だった元・同心が、帝都を騒がす事件の裏で虚々実々、丁々発止の駆け引きを繰り広げる。
偉人・要人・警部・巡査・奉行・同心・岡っ引き・噺家・芸者・刺客・文豪・悪党・妖婦…ありとあらゆる人物が、行き交い、入り乱れ、大河のごとき「物語」へと呑み込まれていく。風太郎、畢生の代表作がついに漫画へと転生する。
顔良し、腕良し、育ち良しの八丁堀の同心だった。大政奉還により職を失い毎日ぐうたら過ごしているが、警察をからかうついでに東京で起きた事件を解決まで導く
司法省警保寮所属の警部。薩摩出身。江戸から東京に変わったばかりの街を守ろうと躍起になっている
かつては江戸では知らぬものがいない岡っ引きとして兵四郎と行動をともにしていたが、今は隠居生活をしている。しかし、兵四郎とともに東京で起きた事件に首を突っ込む
兵四郎、半七とともに行動していた元下っ引き。現在は髪結床として働いている。しかし、兵四郎、半七とともに東京で起きた事件に首を突っ込む
巡査。加治木の部下として犯罪者がいないか街を見回っている
名の知れた噺家。兵四郎が解決に導いた事件の顛末を伝える語り部
製品名 | 警視庁草紙‐風太郎明治劇場‐(1) |
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著者名 |
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発売日 | 2022年02月22日 |
初出 | 『モーニング』2021年41号~45号 |