ひらばのひと(2)

ひらばのひと(2)
著者
  • 久世 番子
掲載誌
  • モーニング・ツー
ジャンル

内容紹介

独特の節で読む軍記物の勇壮な場面を、講談で「修羅場〈ひらば〉」と呼ぶーー。

冬…前座・二ツ目あこがれの演目「赤穂義士伝〈あこうぎしでん〉」の季節が来た。だが泉太郎は楽屋で「好きじゃないです」と言い放ち、にしき姉さん激怒! あきれる泉花だが、泉太郎には心にわだかまり続ける、中学時代のある思い出があってーー。
六代目神田伯山、全面監修。幻の兄〈あに〉弟子や講談をディスりまくるJKも登場し、史上初の本格「講談師」漫画はここからますます面白く! モーニング本誌に掲載された「番外編」も収録。

著者紹介

  • 久世 番子愛知県出身。
    2000年、「月刊ウィングス」(新書館)の『NO GIRL,NO LIFE!』でデビュー。書店でのアルバイト経験をもとにしたエッセイ漫画『暴れん坊本屋さん』(新書館)で注目を集める。代表作に、近代日本文学を題材にした『よちよち文藝部』(文藝春秋)。ストーリー漫画では、若き女帝と侍従の少年の恋を描いた『パレス・メイヂ』(白泉社)がある。

登場人物紹介

  • 龍田 泉花

    龍田一門の講釈師で修行中の二ツ目。男性が少ない講談界で注目される泉太郎を疎ましがりながらも、その将来に期待している。本名は小川花菜子

  • 龍田 泉太郎

    泉花の弟弟子。数少ない男弟子で、師匠や常連客から期待されているが、本人は泰然としている。前座2年目の24歳

  • 小川 清

    泉花の夫。一般企業に務める会社員で穏やかな性格。講談には詳しくないが、泉花のことは応援している

  • 龍田 にしき

    龍田一門の講釈師で真打。元女優。泉太郎に厳しいことを言う。芸に打ち込み独身を通している60歳

  • 龍田 錦月

    龍田一門の講釈師で真打。歴史学科卒。にしきと同じく芸に打ち込み独身を通している。55歳

  • 龍田 錦風

    龍田一門の講釈師で真打。2児の母で、夫も売れない芸人のため暮らしは厳しい。44歳

  • 龍田 錦泉

    泉花たちの師匠。80歳で普段はヨボヨボのため、弟子たちに認知症かと心配されるが、高座に上がると見事な話芸を披露する

  • 豊子

    7年前に閉場した都内唯一の講釈場「音羽亭」のお席亭(経営者)だった女性。錦泉師匠と因縁があるらしい。男性の講釈師を嫌っている

  • 龍田 錦秀

    妻の介護のために家計を支えることに専念している泉花の兄弟子。実力はあるのだが、妹弟子たちを独特な理由で怖がっている

  • 初音

    泉太郎たちが学校寄席で訪れた先の女子高生。講談には一切興味はなかったが、錦泉の高座を目の当たりにして面白さを知る

作品情報

製品名ひらばのひと(2)
著者名
  • 久世 番子
発売日2021年11月22日
初出『モーニング』2021年26号、モーニング増刊『月刊モーニングtwo』2021年4月号、6月号、9月号、11月号