なれの果ての僕ら(5)

なれの果ての僕ら(5)
著者
  • 内海 八重

掲載誌

内容紹介

『骨が腐るまで』内海八重の最新禁断サスペンス!
同窓会のために母校に集まった四ノ塚小学校元6年2組の27人は、そのまま監禁された。首謀者の名は、夢崎みきお。目的は「極限状態での善性を試す」こと…。偽りの同窓会で行われる、“善悪”を暴く背徳の実験。

3日間の監禁劇は多くの死者を出しながら、ふたたびの夜を迎えた。“最後の実験”の内容は、“王様”を決めること。メンバー全員を屈服させ、服従させるための、陰湿な装置が与えられた時、その男の“善”は砕けた。絶対的な権力は、持ち主の心をこそ蝕む。いつだって、堕落には蜜の味がつきものだから──

登場人物紹介

  • 夢崎 みきお

    事件の首謀者。極限状態での人間の善性を試すために、同窓会に集まった元6年2組のメンバーを監禁し、常軌を逸した実験を行なっていく

  • 真田 透(ネズ)

    元6年2組の生徒でみきおの友人。正義感が強く、みきおの実験を止めようとするが、その行動により周囲から浮いてしまう

  • 桐嶋 未来

    元6年2組の生徒でネズの彼女。美少女で、クラスの男子の憧れだった。実験を止めようと、みきおの持ち込んだ毒で彼を毒殺しようとする

  • 早乙女

    元6年2組の生徒。当時は女の子に間違われるほど可愛かったが、空手を始めてから体も成長し、別人のように。空手で全国大会をめざしている

  • 雨宮 鈴子

    元6年2組の生徒。小学時代は地味だったが、高校生になった現在はイメチェンに成功。自分をいじめていた委員長をみきおの実験中に告発する

  • 桜庭先生

    元6年2組の担任。同窓会に呼ばれ、元教え子たちとともに監禁されてしまう。多くの生徒に慕われているが、一部の生徒からは信頼されていない

  • 月岡 小紅

    元6年2組の生徒で、事件の生き残りの一人。みきおの実験の途中で、仲のよかった石井をリンチしてしまう

  • 杉田 将矢

    元6年2組の生徒で、事件の生き残りの一人。明るい性格のお調子者だが、みきおの言動に翻弄され、何かと周囲に疑惑の目を向けてしまう

  • 石井 礼夏

    元6年2組の生徒。みきおの実験により、信頼していた小紅にリンチされ、彼女を憎むようになる

  • 長谷部 弘二

    みきおの同窓会実験により人格が破綻してしまう。彼女である依利奈にも振られ自暴自棄に。王様ゲームで暴虐を尽くすようになる

  • 葉月 依利奈

    長谷部の彼女であったが同窓会実験の中で見限る。王様ゲームでは長谷部とは別のチームの王様になり、極限状態にある同窓生を和ませている

製品名なれの果ての僕ら(5)
著者
  • 内海 八重

発売日2021年01月15日
初出『週刊少年マガジン』2020年第41号~第48号、『マガジンポケット』2020年第49号

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