著
真船 一雄
コロナウイルスの流行を受け、帰郷した一也(かずなり)は、医学部の同期である宮坂(みやさか)さんと共に、Kの村に身を寄せることとなった。虫歯の治療もためらうご時世の中、ドクターKの診療に感銘を受けた宮坂さんは、ある日、患者の緊急オペに踏み切る。卒業試験&国家試験を控えた医学部6回生たちの未来やいかに!? 緊急事態宣言の下、医者の卵の葛藤を描いた9編を収録。
ドクターKの一族を支え続ける「影の系譜」を継ぐ男。KEIの説得でKの名を受け継ぎ、先代のクローンである一也を後継者として育てる
麻純が生んだ先代ドクターKのクローン。クローン臓器売買の組織に狙われたことを機に、一人の診療所に預けられ医師として英才教育を受ける
Kの一族に仕えた執事で一人を医師に育て上げた男。クローン臓器売買の組織に入り一也を狙っていたが改心し、一人の診療所で働くようになる
先代ドクターKの妹。結婚し磯永姓となり診療所を営む。中学の頃一人に執刀してもらった経験がある。彼の腕を見込みKの名を継ぐよう頼む
一也の母。先代ドクターKの分身が欲しいと願い、彼のクローン人間である一也を出産。息子の誘拐を企む組織から守るため一也を一人に預ける
先代ドクターKのライバルだった裏社会を渡り歩く闇医者。Kを名乗る一人に敵意を持つが、彼が先代と同じ信念と技術を持つと知り認める
一也の高校の同級生。趣味の刺繍をきっかけに彼と親しくなる。医者嫌いだったが、事故で負傷した彼を処置したことから医者を目指すように
Kの診療所の看護師。一也たちKの診療所メンバーを手際よくサポートする
Kの診療所で学ぶ若き医師。一也たちと切磋琢磨し、鋭い診察眼を備えつつある
製品名 | K2(38) |
---|---|
著者 | |
発売日 | 2020年12月23日 |
初出 | 『イブニング』2020年14号~22号 |