乾と巽―ザバイカル戦記―(4)

乾と巽―ザバイカル戦記―(4)
著者
  • 安彦 良和

掲載誌

内容紹介

安彦良和、入魂の歴史巨編!! 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』『天の血脈』など数々の名作を世におくり出してきたレジェンドが、作家生命を懸けて挑む歴史大作! 大正時代、「シベリア出兵」によりロシアの戦場に立った腕利きの砲兵・乾と、気鋭の新聞記者・巽。日本軍の命令で反革命勢力のセミョーノフ軍側についた乾だが、虐殺を繰り返す反革命軍と圧政からの解放を望む市民の声に、自らの立場に疑問を持ちはじめていた。部下を失う激しい戦闘の末、革命派とのゲリラ戦を勝ち抜いた乾。一方、巽はウラジオストックの阿片窟で、私欲を満たそうとする反革命派のカルムイコフの襲撃を受けた。そのことを記事にしようとするも圧力を受けた巽は、組織の壁に直面する。乾と巽のふたりは、日本という組織に属する事の限界を感じるのだった。

登場人物紹介

  • 乾 冬二

    帝国陸軍第七師団の軍曹で、腕利きの砲手。満州里でロシア兵への砲兵部隊の育成を命ぜられる

  • 浦潮日報の新聞記者。ロシア語が堪能。『クラエフスキーの会戦』での戦闘に巻き込まれた際、乾に助けられた

製品名乾と巽―ザバイカル戦記―(4)
著者
  • 安彦 良和

発売日2020年10月23日
初出『アフタヌーン』2020年4月号~6月号、8月号~10月号

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