著
犬井 ナオ
別れた女の服を着て、夜の町を歩き男の視線を浴びる快感にはまった松岡。
ある夜、行きずりの男に乱暴された松岡を救ったのは、会社の冴えない先輩・寛末だった。
不器用でトロいと悪評の寛末だったが、その純粋な愛に惹かれた松岡は
「女装」のまま逢瀬を重ね、ついには恋の告白を受ける。
もう会わない。もう会えない――。初めて知った自分の想いに、松岡は…?
叶わぬ愛の苦しさと美しさを描いた木原音瀬の最高傑作、
若手実力作家による待望コミカライズ!
営業マン。女装して夜の街を歩き、男の視線を浴びるのがストレス発散法。女装姿の時に寛末と出会い、何度か会ううちにその人柄に惹かれていく
松岡の会社の総務課員。夜の街で男に乱暴された松岡を助け、彼を女性と思い込んだまま逢瀬を重ね告白する。優しく誠実だが、会社での評価は低い
松岡の同期で寛末の上司。寛末を「使えない年上の部下」と評し、部下の仕事の確認をしなかった自分を棚にあげ、寛末を左遷させる
製品名 | 美しいこと(上) |
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著者 | |
発売日 | 2020年09月11日 |
初出 | 『Kiss』2020年5月号~9月号 |