チェーザレ 破壊の創造者(12)

チェーザレ 破壊の創造者(12)
著者
  • 惣領 冬実

掲載誌

内容紹介

フィレンツェ・メディチ家の新当主、ピエロに三国同盟解消の意向を伝えられたチェーザレは、水面下で動き出す。教皇の健康状態は日に日に悪化し、教皇不在とも呼べる状態が続くなか、ボルジア枢機卿とローヴェレ枢機卿の対立構造は強まり、各国の思惑はこれまで以上に錯綜する。そして、いよいよ教皇崩御のその瞬間が訪れる。ローマは、一瞬の静寂ののち、教皇選一色に染まる。

登場人物紹介

  • チェーザレ・ボルジア

    教皇を輩出したスペインの名門貴族の庶子。文武両道の天才。父親のロドリーゴを教皇に就任させるべく策を巡らせる

  • ロドリーゴ・ボルジア

    ボルジア家当主でチェーザレの父。枢機卿にして教皇庁の行政をつかさどる副尚書。次の教皇選挙に向けて画策中

  • ジュリアーノ・デッラ・ローヴェレ

    枢機卿。教皇に対して絶大な影響力を持つ。ボルジア、メディチの敵

  • ロレンツォ・デ・メディチ

    三国同盟の中心人物。イタリア随一の銀行頭取にして、フィレンツェを実質的に支配していたが病に冒され急逝

  • フェッランテ王

    ナポリ国王。ミラノに不信感を抱きつつもロレンツォの調停で三国同盟に参加。高齢のため認知力が低下している

  • ルドヴィーコ・スフォルツァ

    ミラノの実質的支配者。隣国フランスからの侵略の危機を常に抱えている

  • ジョヴァンニ・デ・メディチ

    ロレンツォの次男。枢機卿。きたる教皇選で彼の一票を得るためボルジア家は画策を続けている

  • ラファエーレ・リアーリオ

    枢機卿にしてピサ大司教。ジュリアーノと姻戚関係にあるがボルジア派

  • アスカーニオ・スフォルツァ

    ルドヴィーコの弟。かつてロドリーゴの援助で枢機卿に就任できた。暴走する兄に手を焼いている

  • ピエロ・デ・メディチ

    ロレンツォの長男。メディチ家の現当主。父の方針を転換し、ミラノを切ってナポリとの二国間同盟を図ろうとしている

製品名チェーザレ 破壊の創造者(12)
著者
  • 惣領 冬実

発売日2019年06月21日
初出『モーニング』2018年50号、2019年2・3合併号、8号、12号、16号

キーワード検索

キーワード検索

絞り込み検索