著
本島 幸久
登場人物紹介
森川 駿
競走馬を育てる牧場の一人息子。母の命と引き換えに生まれたシルフィードに自分を重ねて可愛がり、彼に騎乗するために騎手となる。優しく正義感が強い
シルフィード
脚に障害があり、競走馬になることは絶望視されていたが、駿の献身によりレースデビュー。様々な試練を経て、凱旋門賞出走を果たすまでに成長する
夕貴 潤
“天才”と呼ばれる若手の名騎手。出会った当初は駿やシルフィードを格下と見ていたが、熱戦を通して好敵手と認めるようになる。マキシマムの騎手
マキシマム
岡が手がけ、夕貴が騎乗する名馬で、シルフィードのライバル。世界を目指せる実力があったが、ケガにより引退を余儀なくされる
岡 恭一郎
マキシマムの馬主で、“馬を見る天才”と呼ばれる。初見でシルフィードを駄馬と判断したが、後に見方を改め、海外進出のサポートなどを買って出る
菊池 正太
調教師。シルフィードの調教を手がけるとともに、駿や谷村ら騎手の育成もしている。酒好きで、仕事中でも酔っていることがあるが、腕は確か
谷村 健太郎
中堅騎手。駿のデビュー前にシルフィードのメイン騎手を務めていた信頼できる先輩。大レースで落馬し意識不明の重体に陥るが、一命をとりとめ騎手に復帰
島村 圭吾
駿の競馬学校の同級生。年老いた両親にラクをさせたいと騎手を目指した。当初は馬を怖がっていたが、馬を信頼し、馬に信頼される名騎手へと成長
森川 修一郎
駿の父。森川牧場の社長でシルフィードの馬主。生まれたばかりのシルフィードを薬殺しようとするが、駿の熱意に打たれ、牧場で育てることを許す
松蔵
森川牧場のベテラン厩務員。シルフィードを可愛がる駿を陰から支え続けてきた、駿にとって家族ともいえる存在
風間 新治
多くの馬を所有する馬主だが、馬の状態を考えず、出したいレースに出すため、馬を故障させてしまう。シルフィードを目の敵にし、レースの妨害をする
サラディン
オイルダラーでヨーロッパ競馬界を席巻する馬主。馬をゲームを楽しむためのコマとしか考えていなかったが、駿たちと出会い、馬を愛するようになっていく
ラシューバ
ヨーロッパ最強の古馬で、サラディンの愛馬。ケガをおして凱旋門賞に出走し、シルフィードらと激闘を繰り広げる
結野 真雪
駿の幼なじみで同級生。真雪の父が自分の馬を森川牧場に預けており、彼女自身も馬好きで、シルフィードと駿を応援している
妙子先生
駿と真雪が通っていた中学の国語教師で、シルフィードの名付け親。シルフィードと駿を応援しに競馬場に通ううちに谷村と知り合い、後に結婚
| 製品名 | 風のシルフィード（１） |
|---|---|
| 著者 | |
| 発売日 | 1990年02月14日 |