Y十M(ワイじゅうエム)~柳生忍法帖~(1)

Y十M(ワイじゅうエム)~柳生忍法帖~(1)
著者
  • せがわ まさき
  • 原作山田 風太郎
掲載誌
  • ヤングマガジン
ジャンル

内容紹介

徳川三代将軍家光の治世。会津藩の国家老・堀主水一族は、謀反の罪で捕らえられ斬首される途中、鎌倉の東慶寺にて悪鬼・会津七本槍の手によって一族の女たちを次々に惨殺された。生き残った堀の女たち七人は一族の仇を討つため、江戸柳生家の長男にして剣の天才児、柳生十兵衛三厳を指南役として迎える。十兵衛は女たちを導くことを約束するが、復讐の的である七本槍に自分は直接一切手を出さないことを決まりとした。かよわき女七人、未曾有の復讐は果たして成るか!?


江戸時代、会津藩主・加藤明成に逆らったとされた会津藩元家老・堀主水一族は、高野山より東海道を江戸へと引かれていった。引いていくのは加藤家の配下、会津七本槍と呼ばれる男たち。七本槍は堀の男たちに対し、「尼寺に逃げた堀一族の女たちに武士の情けで一目会わせてやる」と告げるが、その裏には恐ろしいたくらみがあった。一族の男たちの目の前で、堀の女たちを惨殺しようというのだ──。大いなる復讐劇が今、幕を明ける。

著者紹介

  • せがわ まさき1997年『千魔物語り』が週刊モーニングに掲載されデビュー。1998年より初の長期連載『鬼斬り十蔵』をアッパーズにて連載。2003年からは山田風太郎原作『甲賀忍法帖』を漫画化した『バジリスク~甲賀忍法帖』を連載、同作では講談社漫画賞を受賞。さらにヤングマガジンにて『Y十M~柳生忍法帖』を連載している。
  • 原作山田 風太郎1922年、兵庫県に生まれる。東京医科大在学中に作家デビュー、『眼中の悪魔』などの推理小説から、後に一大ブームをまきおこす『忍法帖』シリーズや『魔界転生』などの時代小説、さらに『あと千回の晩飯』『人間臨終図鑑』などのエッセイを幅広く執筆、国民的作家となる。2001年7月28日に惜しまれつつ逝去。

登場人物紹介

  • 柳生十兵衛三厳

    江戸柳生家嫡男。将軍家指南役を弟にゆずり、屍山血河に身を投じたいと願っている矢先、天樹院で堀一族の女七人に出会い、彼女たちの復讐成就のため指南と助太刀を約束する

  • お千絵

    堀主水の娘で女七人の筆頭格でもある。美貌の持ち主ゆえに加藤明成が妾にしようとしたが、それを父である主水が突っぱねたことが事の経緯の一端でもある

  • お笛

    堀一族の女七人の一人でお千絵の端女。十兵衛から「女豪傑」と評価されるほど、無鉄砲で短気。はじめは十兵衛にくってかかるが徐々に師と仰ぐように

  • お沙和

    堀一族の女七人の一人。堀主水の弟、多賀井又八郎の妻であった。会津一番と言われるほどの仕立物上手。七人の中で最年長

  • さくら

    堀一族の女七人の一人。堀主水の弟、真鍋小兵衛の娘。勇気があり、正義感が強い。十兵衛の実力に誰よりも先に気付いた

  • お鳥

    堀一族の女七人の一人。堀家家臣、板倉不伝の娘。おっとりとした性格だが、ここぞという時には度胸を見せる

  • お圭

    堀一族の女七人の一人。堀家家臣、稲葉十三郎の妻。情に厚く、覚悟も持っており、命をも惜しまない気丈さがある

  • お品

    堀一族の女七人の一人。堀家家臣、金丸半作の妻。臆病さが目立つものの、必死に復讐を果たそうという懸命さがある

  • 堀 主水

    元会津藩国家老。藩主である加藤明成の暴虐非道を良しとせず、誹謗し、騒動を起こしたとして謀反人に仕立て上げられ処刑される

  • 加藤 明成

    会津藩主。己の欲望のおもむくままに手あたり次第の荒淫残虐をほしいままにしている悪大名。人の命などなんとも思わない

  • 芦名 銅伯

    会津芦名衆の頭目にして会津七本鎗を動かし、十兵衛たちに立ちはだかる。齢100歳を越える老人だが、超人的な戦闘力を誇る

  • 南光坊天海

    本院大和尚位。徳川家康も師礼した大僧正。銅伯と瓜二つの容貌をしている双子の兄、過去の因縁から銅伯を嫌悪している

  • 天樹院(徳川千姫)

    徳川家光の姉。堀一族の女七人が育った東慶寺の後見人。女の城を穢した加藤明成への復讐を誓う

  • 徳川 家光

    徳川三代目、時の将軍。主水の騒動については明成側に否があると分かっているが、それを認めれば幕府が謀反を肯定したことになるため動けずにいる

  • 澤庵 宗彭

    万松山東海寺住職。天樹院から頼まれ、十兵衛を堀一族の女たちに紹介。十兵衛と共に彼女らの復讐の手助けをする

作品情報

製品名Y十M(ワイじゅうエム)~柳生忍法帖~(1)
著者名
  • せがわ まさき
  • 原作山田 風太郎
発売日2005年11月02日
初出『ヤングマガジン』’05年第20号~第23号、第25号、第27号、第29号